産褥パッドは必要?生理用ナプキンで代用可?使い方とおすすめ6選

初めてのお産を迎えるママにとって、「産褥パッド」は聞き慣れない言葉でしょう。生理用ナプキンと形状が似ているため代用できるのではないかと思われがちですが、お産の際には産褥パッドが最適です。ここでは、産前産後に産褥パッドが必要な理由と使い方、おすすめの産褥パッドをご紹介します。

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この記事の監修

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産婦人科医
杉山 太朗

目次

  1. 産褥パッドとは?産後いつまで使う?
  2. 産褥パッドは生理用ナプキンで代用できる?違いは?
  3. 産褥パッドの準備&使い方ガイド【必要枚数・付け方・交換頻度など】
  4. おすすめの産褥パッド6選!
  5. 産褥パッドを用意して安心してお産にのぞもう
  6. あわせて読みたい

産褥パッドとは?産後いつまで使う?

産褥パッドとは?

「産褥パッド」とは、破水した際の羊水や産後に腟から排出される悪露(おろ)を受け止めるためにショーツに付けて使用する衛生用品です。「お産パッド」と呼ばれることもありますよ。

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dacco お産用パッド feel
¥362〜(2019/03/06 時点)

Lサイズ(18cm×48.5cm):5個入り

「悪露」とは胎盤剥離による子宮内膜からの出血や分泌液が含まれている粘液のことで、見た目は生理のときの経血に似ています。出産直後は分泌量が多く鮮血に近い赤い色をしていますが、1ヶ月ほどかけて徐々に量が減少していき、色も真紅から赤茶色、白色へと変化します。帝王切開でも悪露は出るので、産褥パッドが必要です。

最近はほとんどの病院が入院中に必要なものをまとめた「お産セット」を用意してくれており、産褥ショーツなどと一緒に産褥パッドもお産セットに入っていることが多いでしょう。

お産セットは基本的に入院の際に渡されます。入院前に破水することもあるため、自分でも産褥パッドを購入し備えておくと安心です。

いつまで使う?

産褥パッドをいつまで使うかというのに明確な基準はありませんが、悪露の量や会陰切開の傷が落ち着いてきたと感じたら生理用ナプキンに移行しても良いでしょう。ただし病院によっては「悪露の色や量がチェックしやすいため入院中は産褥パッドを使うように」と指導されることもあるようです。

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陣痛中~産後4日に産褥パッドを使いました

出産予定日の3日前に自宅で破水したので産褥パッドを付けてタクシーで産院へ行き、そのまま入院しました。産後4日目くらいでお産セットに入っていた産褥パッドを全て使い切り、会陰切開の傷も落ち着いてきたので夜用ナプキンに切り替えました。

産後すぐは会陰切開の傷や痔が痛くてまともに座れないほどでしたが、産褥パッドは柔らかいのでこすれたりかぶれたりすることなく使用感が良かったです。

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余ったらどうする?

産褥パッドはお産の状況などによって使用枚数が変わってくるので、人によっては足りなくなったり余ったりすることがあるでしょう。特にLサイズは50cm前後とかなり大きく、破水の際や出産当日の悪露には頼もしいのですが、それ以降は使いづらいサイズなので余ってしまう可能性が高いかもしれません。

余ってしまった産褥パッドは次の出産のために保存したり、生理が再開した際の夜用ナプキンとして使用したりすると良いでしょう。吸水性が高いことをいかして拭き掃除や揚げ油の処理に使用するという活用方法もありますよ。未開封であればベビー用品のリサイクルショップに買い取ってもらうこともできるようです。

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赤ちゃんのおむつ替えシートに

余った産褥パッドのMサイズとLサイズは赤ちゃんのおむつ替えシートとして活用しました。また、赤ちゃんのうんちが背中から漏れてしまうときは、余った産褥パッドを小さく切って赤ちゃんのおむつと背中のあいだに挟み背中漏れを防止していました。素材が柔らかいので赤ちゃんの肌が荒れることもありませんでしたよ。

産褥パッドは生理用ナプキンで代用できる?違いは?

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産褥パッドと夜用ナプキンとは一見似ていますが、それぞれ用途に合わせた機能が備わっています。病院から産褥パッドを用意するようにと指示されたときは生理用ナプキンではなく産褥パッドを購入しましょう。産褥パッドと生理用ナプキンの具体的な違いをご説明します。

サイズ・厚み・肌触りなどが違う

悪露や羊水を受け止めるための産褥パッドと経血を受け止めるための生理用ナプキンには、サイズや厚みなどにかなりの違いがあります。それぞれの特徴を表にしました。

産褥パッド
生理用ナプキン
サイズおよそ30cm~50cmおよそ17cm〜40cm
厚み多量の悪露もしっかり吸収できるように厚めに作られている洋服に響きにくく携帯に便利なように薄めに作られている
肌触り会陰切開の傷を刺激したりかぶれたりしないよう、ガーゼのようなふんわりとした肌触りになっている表面にドロッとした経血が残らないよう、ドライな肌触りになっている
粘着力手早く簡単に交換できるように粘着力が弱めになっている日常の動作でずれてしまわないように粘着力が強めになっている

破水した際の羊水や出産直後の多量の悪露を受け止めるため、産褥パッドのLサイズの長さは50cm前後とかなり大きくなっています。厚みもありふんわりとした肌触りになっているので、会陰切開の傷口を保護してくれる働きもありますよ。

また、陣痛が本格的になってきたときや出産直後は、前開きになっている「産褥ショーツ」を着用し、助産師に産褥パッドを交換してもらいます。産褥パッドはお産専用のパッドなので悪露の量や色も確認しやすく、生理用ナプキンよりも粘着力が弱いためスムーズに交換できるようになっています。

悪露の量が多い時期は産褥パッドが必要

生理は一周期(約7日間)で合計20~140gの経血が排出されるといわれていますが、悪露は産後24時間でおよそ100gにまで達します。そのため、産後すぐから生理用ナプキンを使用すると漏れる可能性が高く、産褥パッドを使用することが推奨されています。

また、悪露は雑菌が繁殖しやすいため産褥パッドには滅菌処理が施されています。会陰切開の傷が回復しないうちに生理用ナプキンを使用すると傷の治りが悪くなったり肌荒れを起こしたりするケースもあるので注意が必要ですね。

産褥パッドの準備&使い方ガイド【必要枚数・付け方・交換頻度など】

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自分の出産が近づくまで、「産褥パッド」というものを知らなかったというママも多いのではないでしょうか。産褥パッドはどこで購入すれば良いのか、どうやって使うのかなどについてチェックしていきましょう。

いつ・どこで買う?

破水からお産が始まったときなど、産褥パッドが入院前に必要になることもあるため、妊娠8ヶ月ごろには用意しておくと安心です。薬局でも購入できますが、西松屋や赤ちゃん本舗にも取り扱いがあるので「入院セット」として授乳口付きパジャマや赤ちゃんの肌着などと一緒に揃えると効率が良いかもしれませんね。

枚数はどのくらい必要?

お産の進み方や産後の悪露の量は個人差が激しいので、実際に産褥パッドを何枚使うかというのもかなり開きがあります。入院中は毎日5枚以上使っていたというママもいれば、出産当日のみ産褥パッドを使い2日目以降は夜用ナプキンで足りたというママもいますよ。

何枚用意すれば良いのかわからないというママは、LサイズとMサイズを10枚ずつ揃えておくことをおすすめします。病院から「お産セット」がもらえる場合は産褥パッドもいくつか入っている可能性が高いので、お産パッドの内容を病院に確認してから足りない分を買い足すようにしましょう。

また、割高になってしまうかもしれませんが病院の売店でも産褥パッドの取り扱いがあることが多いので、入院中に買い足すこともできますよ。

サイズの選び方は?

ほとんどの産褥パッドは、S・M・Lの3サイズ展開となっています。悪露の量が最も多い産後当日はLサイズ、出産1日目〜3日目はMサイズ、量が少なくなる4日目以降はSサイズを使用するケースが多いようです。産後1週間くらいは急に血のかたまりが出ることもあるので、悪露の量に応じてサイズを調整してくださいね。

付け方は?

産褥パッドの付け方は、基本的に生理用ナプキンと同じです。包装紙を剥がし、接着テープでショーツに固定しましょう。特に悪露の量が多いときはLサイズの上にMサイズを重ね、上のMサイズだけをこまめに交換するという使用方法もありますよ。

交換頻度は?

悪露はお産の後、すぐに出始めます。産後2時間は起き上がらずに安静にしている必要があるため、助産師や看護師が産褥パッドをあててくれますよ。自分でトイレに行けるようになってからは、その都度産褥パッドを交換しましょう。1日におよそ4〜5回が交換の目安です。

交換するときの注意点は?

産褥パッドを交換する前には必ず手を洗い、清潔な状態を保ちましょう。悪露が多いうちはトイレのたびに産褥パッドを交換しますが、排泄後は細菌感染を防ぐため必ず外陰部を清浄綿で消毒します。排泄物が外陰部に残らないよう、前から後ろに拭くのが正しい消毒方法です。

捨て方は?

産褥パッドの捨て方は生理用ナプキンと変わりません。血液が周囲に付着しないようにトイレットペーパーでくるみ、サニタリーボックスへ捨てましょう。

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おすすめの産褥パッド6選!

産褥パッドは各社からさまざまなタイプが発売されていますよ。おすすめの産褥パッドとそれぞれの特徴をご紹介します。

ふわさら感覚でしっかり吸収する【dacco お産用パッド スイート】

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dacco お産用パッド スイート
¥362〜(2019/03/06 時点)

Sサイズ(9cm×23.5cm):20個入り
Mサイズ(12cm×28.5cm):10個入り
Lサイズ(18cm×48.5cm):5個入り

オオサキメディカル株式会社の赤ちゃん用品ブランド「dacco」の産褥パッドです。大きめサイズで厚みもしっかりあるスタンダードなパッドなので、多くの産院でお産セットとして選ばれていますよ。フラットな表面材で、血液が表面材を伝ってパッドの裏側へ漏れることを防止しています。

また、表面に柔らかな不織布を使用しているため、ふわっとやさしい肌触りになっています。

モレもズレも徹底ガード!【dacco お産用パッド ソフトレーヌαガード】

dacco お産用パッド ソフトレーヌαガード
¥499〜(2019/03/06 時点)

Sサイズ(11cm×29cm):20個入り
Mサイズ(20cm×41cm):10個入り
Lサイズ(20cm×41cm):5個入り

オオサキメディカル株式会社のブランド「dacco」が開発した、プラスアルファの安心感のある新しいタイプの産褥パッドです。立体ギャザーが身体にしっかりとフィットし、パッドがずれたり悪露が漏れたりすることを防ぎます。表面の素材はプレス加工されており、張り付きによる不快感も少なくなっていますよ。

機能性が高く頼もしい産褥パッドなので、産後間もないママも安心して身体を休めることができますね。

ムーニーとソフィの共同開発【ムーニー いちばんやさしいお産用ケアパッド】

ムーニー いちばんやさしいお産用ケアパッド
¥351〜(2019/03/06 時点)

Sサイズ(15cm×29cm):20個入り
Mサイズ(17.5cm×40cm):10個入り
Lサイズ(28cm×55cm):5個入り

おむつで有名な「ムーニー」と「ソフィはだおもい」の共同開発によって生まれた産褥パッド。優しい肌触りにこだわり、表面はプレス加工せずふわふわに仕上げられているのが特徴です。柔らかくフィット感のあるギャザーも付いており、悪露の漏れを防いでくれますよ。

また、生理用ナプキンと同じように羽がついているので、パッドのズレが気になる方におすすめです。

エアーでふっくら柔らか仕上げ【アメジストマタニティ オサンパット フルーツ】

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アメジストマタニティ オサンパット フルーツ
¥283〜(2019/03/06 時点)

Sサイズ(10cm×23.5cm):10個入り
Mサイズ(12cm×33cm):10個入り
Lサイズ(16cm×45cm):5個入り

多くの産院で支持されている大衛株式会社のベビー・マタニティブランド「アメジストマタニティ」の産褥パッドです。高吸収ポリマーが産後の悪露を素早く閉じ込め、逆戻りを防ぎます。エアーで仕上げたふっくら柔らか仕上げは会陰切開の傷にも響きにくい肌触りを実現していますよ。

また、透湿性シートを採用しパット内側の湿気や熱を逃がすことで、不快な蒸れも軽減されています。

スポット吸収でサラッと快適な【ピップベビー お産パッド】

ピップベビー お産パッド
¥319〜(2019/03/06 時点)

Sサイズ(7.5cm×23cm):20個入り
Mサイズ(12cm×28.5cm):10個入り
Lサイズ(17.5cm×53cm):5個入り

ピップエレキバンで有名なピップ株式会社が手がける「ピップベビー」の産褥パッドです。高吸収ポリマーが悪露をスポット吸収、表面には逆戻りしにくいポリマーシートが使用されています。サラッとした快適な肌触りで、産後を気持ちよく過ごせますよ。

オーガニックコットン100%の【MASMI オーガニックコットン お産パッド】

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MASMI オーガニックコットン お産パッド
¥1,080〜(2019/03/06 時点)

ワンサイズ(32cm):10個入り

スペインにある「COHITECH」という企業の女性ケア用品ブランド「Masmi(マスミ)」。認証済みのオーガニックコットンを100%使用しており、まるで布ナプキンのような肌触りの産褥パッドです。トップシート部分は柔らかい不織布で、 吸収体が直接触れにくい設計になっていますよ。

無着色・無香料 、塩素系漂白剤不使用、高分子吸収剤不使用を守って作られているのでアレルギーを起こしにくく、特に肌が敏感な人でも安心して使用できる製品です。

産褥パッドを用意して安心してお産にのぞもう

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産褥パッドはお産をサポートしてくれる重要なアイテムです。急に自宅で破水してしまっても、産褥パッドが備えてあれば慌てずに対応することができるでしょう。お産はいつ始まるかわからないので、正産期を迎える前にはしっかりと準備しておきたいですね。

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