【徹底解説】幼稚園の選び方は?我が子にぴったり園をみつける9つのポイント
そろそろ幼稚園を選びたいけど、いろいろな幼稚園があって悩んでしまう…というママも少なくはないでしょう。幼稚園は、まだ幼い子どもがママやパパから離れて長時間を過ごす大切な場所です。子どもにとってもママにとっても笑顔で通える幼稚園を選びたいものですね。ここでは幼稚園選びのポイントを詳しく紹介します。
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目次
幼稚園の選びの9つのチェックポイント
1.保育内容
2.交通手段
3.食事内容
4.預かり保育の有無
5.費用
6.保護者のかかわり方
7.園や先生の雰囲気
8.保護者の雰囲気
9.子どもが楽しめそうか
1.保育内容
幼稚園の活動は、「一斉保育」「自由保育」のふたつに大きく分けられます。一斉保育とは、子どもたちが一斉に遊びや製作などの活動をすること。自由保育とは子どもの自由な意思で遊びを中心に楽しむことです。
一斉保育のメリットは集団行動が身につきやすくなること。デメリットは、子どもの成長のスピードや個性によってはついていけなかったり、楽しみづらかったりする場合があることです。一方で自由保育のメリットは純粋に遊びを楽しむことで子どもが幼稚園を楽しいと感じやすく、自発的な行動が身につきやすいこと。反面、自由保育を成功させるために子どもが自由に遊びながら成長する環境が整っているか見極めたいところです。
多くの幼稚園では一斉保育と自由保育のどちらも取り入れていますが、どちらに重点を置いているかは園によってまちまちです。自分の子どもの性格や特徴にあわせ、どちらの保育方法があっているかある程度見定めておくと幼稚園選びもスムーズにいくかもしれません。
その他、モンテッソーリ教育と呼ばれるイタリア発祥の教育法により独自の教材を利用するカリキュラムや、シュタイナー教育と呼ばれるオーストラリア発祥の教育法により感性を豊かにする自由教育などを取り入れている幼稚園もあります。
また、宗教法人が運営している幼稚園も少なくありません。入園の際にその宗教・宗派の信者であるか否かが問われることはなく、入信を求められるようなことも基本的には無いようですが、たとえばカトリックであればお祈りのが時間があるなど、宗教的な行事がある場合もあるでしょう。すべての園において宗教色が強いというわけではありませんが、園の特色をよく確認した上で子どもの祖父母にも意見を聞いてみるなど、家庭内で相談しておくと良いでしょう。
2.交通手段
幼稚園が家から遠いけれどどうしても通わせたいという場合、幼稚園バスはとても便利ですよね。とくに雨の日や寒い日の通園はとても助かります。
ただし園バスの利用にはいくつかの注意点があります。送迎の時間があわなかったり、近くにバス停がなかったり、預かり保育(夕方や早朝など通常の時間外の延長保育)を利用するときは園バスを利用できず、保護者が自力で送迎する必要がある場合も多いです。また、別途費用が掛かることが多いので、各家庭で必要かどうかを判断しましょう。
園バスの利用が難しい場合にはなるべく家から近い幼稚園を選びたいものですよね。雨の日も想定しつつ、子どもの足でどのくらいかかるかを一度測ってみると良いでしょう。
3.食事内容
昼食についても園によって異なります。お弁当持参の園もあれば給食がある園もあり、週数回のみ給食としている園もあります。給食の園で子どもに食品アレルギーがある場合、除去食の提供などの対応があるか確認しておく必要があるでしょう。
4.預かり保育の有無
最近では子育て支援の一環として、幼稚園でも保育園のように時間を延長して預かり保育を実施しているところが多くなっています。就労しているママや、きょうだいがいて忙しいママにとっては助かるサービスですね。時間帯の設定は園にもよりますが、幼稚園登園前は8時前後から、通常保育が終わった後は17時や18時くらいまで預かってくれるところが多いようです。
ただし夏休みなどの長期休み中には実施されなかったり、預かり保育を利用できる定員が少なくて利用しづらかったりという実態もあるようです。利用の際は事前に保育時間を確認しておきましょう。
5.費用
2019年10月、消費増税と同時に実施される幼児教育・保育が無償化となりました。
無償化の対象となるのは、幼稚園・保育園・認定こども園に通う3~5歳のすべての子どもの保育料です。しかし幼稚園に限っては上限額が月額2.57万円とされ、これを超える分は自己負担となります。一般的な公立・私立幼稚園と園により大きく異なります。
月々の保育料以外にも入園金やスクールバス代、制服代、給食費など別途かかる場合があります。説明会や園のホームページで確認し、家計と相談して選ぶようにしましょう。きょうだいが在園している場合は割引をしてくれる幼稚園もありますのであわせて確認しましょう。
6.保護者のかかわり方
幼稚園によって行事や役員会への参加など保護者のかかわり方も大きく異なります。とくに園児数の少ない幼稚園では役員がまわってくる可能性が高く、行事へも積極的な参加を求められるでしょう。
大事な子どもが通う幼稚園ですから、親としてなるべくたくさんかかわりたいという方もいれば、就労やきょうだいの育児で慌ただしく、時間を割くのが難しいという方もいるでしょう。ママの日常にかかわることですので、事前によく確認しておくことをおすすめします。
7.園や先生の雰囲気
園そのものの雰囲気や、先生たちの対応も幼稚園選びの材料となります。施設に清潔感があって明るい雰囲気かどうか、毎日安心して子どもを託せると思えるような先生かどうか、といった点をよく見極めましょう。
8.保護者の雰囲気
同じ幼稚園に通うママたちの雰囲気がその園の雰囲気をあらわしていることもあります。幼稚園では保護者同士のかかわりも少なくないので、子どもだけでなくママ自身も溶け込めるような雰囲気であるかどうかをイメージしながら様子をうかがってみると良いでしょう。
9.子どもが楽しめそうか
子ども自身が楽しく通えそうかどうかということも大切ですね。親が良いと思った園でも、子どもが嫌がってしまい、毎朝送り出すのに苦戦してしまう…ということもありえます。自分の子どもが笑顔で通えるような園かどうかをしっかりと見極めましょう。
幼稚園選びの手段は?
園のホームページ
気になる幼稚園があれば、まずはホームページをチェックしてみましょう。保育方針や定員、簡単な施設の紹介など、各園の概要を知ることができます。説明会や見学の日程、募集要項なども記載されており、先のスケジューリングもしやすくなります。
料金も記載があるところが多いでしょう。園によってはブログなどから幼稚園の日常が垣間見えたりもしますよ。近隣にどのような幼稚園があるかわからない場合は、自治体のホームページに載っていることがありますので、そちらで確認してみてください。
ママ友に評判を聞く
各園の実態はママ友や近所の人に聞くと良いでしょう。とくに実際に通わせている在園児のママであれば、ホームページや資料ではわかりえない先生やママたちの雰囲気、詳細な保育内容などを教えてくれるかもしれません。
園に電話で直接問い合わせる
資料などをみてもわからないことや不安な点があれば、直接園に電話して聞いてみましょう。ホームページや資料には載せきれない保育方針や保育内容を教えてもらえることもあるでしょう。
幼稚園の様子を外から見る
幼稚園が近くにある場合は、園の雰囲気や在園児の様子を少し外からうかがってみましょう。園庭で遊んでいる子どもの様子や、送り迎えのパパやママの雰囲気など、見学をせずとも見えてくるものがあるかもしれません。また、自分の子どもが実際に園にいる様子をイメージしてみるのも良いでしょう。
幼稚園見学をする
気になる幼稚園をある程度絞ったら、見学に行きましょう。実際に足を運ぶことでより理解が深まるでしょう。ほとんどの園で見学には予約が必要です。各園の日程や予約方法、予約開始日程などを事前に確認し、漏れのないようにしておきたいですね。
プレ幼稚園・プレ保育に通う
近年では未就園児を対象にプレ保育を行う幼稚園が増えてきました。プレに通うことで、各園を疑似体験でき、見学や説明会よりも各園の様子をつかみやすくなるかもしれません。複数のプレに通いながら、子どもにあった幼稚園を探してみるのも良いでしょう。ただし実施していない園もありますので注意が必要ですよ。
幼稚園選びの体験談
実際の幼稚園選びについてままのてに寄せられた体験談を紹介します。
子どもが3歳になったときに、2年保育を実施している幼稚園を探し始めました。通える範囲の幼稚園は10か所近くあったので迷いましたが、子どもをのびのびと育てたいという家庭の方針から3園に絞り、見学することにしました。
教育方針のほかにも重視したのが在園児の数と施設の大きさです。子どもがのびのびと遊べるようなスペースがあるか、園児の数に対して先生の数が十分か、といった点を見学の際にチェックしました。スクールバスは使わずに徒歩で通いたかったので、毎日通る通園経路の雰囲気も確認しました。
どの園も魅力的ではありましたが、最終的には見学に連れて行ったときに子どもが気に入った幼稚園を選びました。延長保育の時間が比較的短めな点が気にはなったものの、優先順位として保育時間はそこまで高くなかったので、ある程度は仕方がないと考えるようにしました。今も子どもが毎日通っていますが、本人が選んだ甲斐もあって、相性の良い幼稚園だったのだと親子ともに大変満足しています。
納得のいく幼稚園選びを
幼稚園は子どもにとって大切な幼少期を過ごす場所です。親であれば誰しも、子どもが毎日笑顔で楽しく過ごせるような幼稚園に通わせてあげたいと思うでしょう。子どもの性格や個性を理解した上で、ママとパパで話しあい、納得のいく幼稚園選びができると良いですね。
※この記事は2023年8月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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