産休中の過ごし方!資格やバイト、保育園探しや手作りなどの趣味で暇つぶし
職場への挨拶や引き継ぎが済んだら、いよいよ産休も目前ですね。資格の勉強や里帰りを検討している人もいるかもしれません。出産準備や赤ちゃんとの生活を考えた環境作りも進めたいですね。保育園探しや産休中にもらえるお金の確認もしておきましょう。バイトや赤ちゃんグッズの手作りなどの具体例を交えながら、産休中の過ごし方を紹介します。
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目次
産休中は何をする?妊婦さんによって過ごし方は異なる
里帰り出産の予定や産休・育休の有無など、産休中の状況は人それぞれ異なるものです。何をするかまだ決まっていない場合には、やるべきことを書き出し「やることリスト」を作成してみるのはいかがでしょうか。他の妊婦さんや先輩ママたちの産休中の過ごし方が参考になりますよ。
産休前に過ごし方を事前にリサーチしておけば、産休中に暇を持て余すこともないでしょう。産休中に何をすることができるのか、いくつかピックアップしておくと良いかもしれませんね。
まずは産休中に入るお金や保育園事情などを確認しよう
出産という大仕事に備えて、産休中はゆっくりしたいと考える妊婦さんもいるかもしれません。過ごし方は人それぞれ好みが分かれるものですが、産休中に確認しておきたい大切なポイントだけは抑えておくと良いでしょう。
産休中にもらえるお金を確認
出産にはお金がかかります。このため産休中にもらえるお金については、あらかじめ確認しておくと安心でしょう。産休中は、多くの会社で給料の支払いは行われません。
その分、会社で加入している健康保険から「出産手当金」をもらうことができます。正社員・契約社員・派遣社員・パート・アルバイトといった雇用形態に関わらず、健康保険に問題なく加入していれば受け取ることができます。支給期間は産前42日(双子以上の場合は98日)・産後56日のうち、「会社を休み職務についていなかった期間」が対象になります。
出産手当金は、「支給を始める月以前の、直近の12月間の各月の標準報酬月額を平均した額÷30日×2/3」で計算できます。ただし出産が予定よりも早まったり遅れたりすると、対象日数が変わります。正確な手当の金額やいつ振り込まれるのかといった詳細は、加入している保険組合に確認しましょう。
近所の保育園事情を確認
産後を考えて、近所の「保育園事情」を確認しておくことも大切です。一部地域では、保育園の待機児童の数が問題になっています。保育園の入園枠を確保できず、ママの復職が難しくなってしまうケースもあります。産休中に近くの認証保育園を探したり見学したりする「保活」を始める共働き世帯は、少なくありません。自分が住んでいる地域の市区役所の窓口に問い合わせてみてくださいね。
二人目の子どもの産休・育休の場合には、上の子の保育園がどうなるのかを心配する人も多いですよね。二人目の出産後に育休を取得した場合、上の子を保育園から退園させる「育休退園」というルールを実施している自治体もあります。まずは、自分の住んでいる地域の保育園の場所や入園倍率などのリサーチから始めてみましょう。
産休中にバイトや副業がしたい!各種お金が不安な人も
アルバイトや副業、内職
産休中は収入がなくなるのでお金が不安、生活が苦しいといった心配をしている人もいるでしょう。産休中の空いた時間でパートやアルバイトを検討する人もいるかもしれません。副業自体は、勤務先の規定に問題がなければ可能です。ただし出産を控えた身のため、無理のない範囲で行ってくださいね。
ただし、副業を始めてしまうと出産手当金を受け取ることができません。出産手当金の受給条件である「労務に服さなかった期間」に該当しなくなるためです。産休中に出産手当金と副業で稼いだ給料を同時に受け取ることはできないという事情を考慮した上で、副業の実施を判断しましょう。一般的には出産手当金を選択し、バイトや副業を控えているママが多いようです。
なお産後6週間は、母体保護のために働くこと自体が法律で禁じられています。産後6週間は、身体を休めながら赤ちゃんとの絆を育みましょう。一刻も早く収入が欲しい場合には、産後6週以降に主治医の承諾を得れば、職場復帰もしくは内職などの就労が可能になります。
ローンやクレジットカードは審査が厳しい
赤ちゃんを連れて外出するときには、現金を持ち歩かずに済むクレジットカードを利用すると便利です。クレジットカードを使うたびにポイントが貯まるので、貯めたポイントを活用すれば節約にもつながりますね。クレジットカードを利用すれば、お会計時にどたばたする時間を少しだけ短縮しスムーズに支払いを済ませることもできますよ。
ただし産休中や育休中は、会社に在籍しているものの「収入がゼロ」になります。このためクレジットカードやカードローンの審査が通りにくくなる点には、注意してください。
家計の見直しや不用品の整理もおすすめ
アルバイトや内職をするほどではなくても、少しでもお金を貯められると嬉しいですよね。まずは電気代の節約やバーゲンの利用など、手軽にできるお金のやりくりから試してみてはいかがでしょう。
自宅に使っていないバッグやシューズがあるなら、最近流行りのフリマアプリを利用してお小遣い稼ぎをするのも良いですね。産休中のお小遣い稼ぎを探している妊婦さん・ママたちのあいだではかなり人気があり、すでに行っている人も多いかもしれません。傷や汚れのないサンダル、トレーナーやスウェットといったさまざまなものが数千円から数万円で取引されています。
家電製品やガラス雑貨の出品が可能なサービスもあるので、貯金とお部屋の整理を一度に行えるのも良いですね。また出産に向けて揃えておきたいベビーカーやおもちゃなどのキッズ用品が相場より安く見つかることもあります。新品にこだわらない人であれば、売るだけでなく買う場合にも活用できそうです。
産休中に家のことをやる!引っ越しや掃除、家事など
引っ越し(転勤)
里帰り出産での一時的な引っ越しや産後を考えた引っ越しでは、なるべく早くから地域のリサーチを始めておきましょう。周りの保育園の空き状況や赤ちゃんが発熱した場合にかかる小児科や専門病院を探しておくと安心できますよ。急な転勤では早めに準備するのは難しいかもしれませんが、最寄りの病院やスーパーなどは事前に調べておくと良いでしょう。
家事の効率化
産休中に家でやっておきたいこともたくさんありますよ。まずは赤ちゃんを迎えるために部屋の掃除や模様替えから始めましょう。高い位置にある雑貨は片付け、テーブルやタンスの鋭い角はやわらかいコーナーガードで覆いましょう。フローリングには洗えるカーペットやコルクマットを敷くと掃除しやすくなり、赤ちゃんが転倒しても怪我しにくくなるでしょう。
余裕があれば、加湿器や空気洗浄機、ロボット掃除機など子育てに役立つ家電の導入はいかがでしょうか。赤ちゃんのお世話で忙しくなる産後の生活に備えて、少しでも家事の負担が減り快適に過ごせるような空間にできると良いですね。
産休中の暇つぶしに趣味や資格でスキルアップ!
資格や語学学習
早くから出産準備に取り掛かっていた妊婦さんの場合、産休中に暇を持て余すケースもあるようです。産休中の暇つぶしとしては、資格取得に向けた勉強が人気です。復職時に役立つような資格や自分磨きの一環として興味がある資格の取得にチャレンジするのも良いですね。出産を機にいったん仕事から離れる場合でも、再就職の際に取得した資格が役立つこともあるでしょう。
出産後は赤ちゃんのお世話にかかりきりになり、自分の時間があまり取れないかもしれません。あらかじめ取りたい資格がある場合には、このチャンスをいかして挑戦してみてはいかがでしょうか。
資格の勉強は教材を買って好きな時間に取り組んだり、テレビやラジオ番組の講座を利用したりするのも良いですね。英語などの語学関連の資格は、特に人気が高いようです。産休中に資格を取り、子どもに英語を教えてあげることができたら素敵ですね。
趣味の手作りや習い事
産休中にやることが一通り終わったら、空いた時間を利用して趣味や習い事を楽しむのも良いでしょう。手先が器用な人であれば、ベビーグッズを手作りするのはいかがでしょうか。生まれてくる赤ちゃんに思いを馳せながら、スタイ(よだれかけ)や肌着をハンドメイドするのも楽しいですよ。冬であれば編み物にチャレンジするのも良いですね。
ママ専用の料理教室に通って、栄養バランスの良いレシピや離乳食で役立つ料理スキルを学ぶこともできます。料理が上達すれば休日のお昼ご飯やお弁当作りなどさまざまなシーンで役立ち、家族も喜んでくれるでしょう。妊娠中もきちんとした食事で必要以上に太ることを防ぎ、健康を維持しましょう。
今のうちにしておきたいこと
赤ちゃんが産まれたら、気軽に外出するのは少し難しくなるかもしれません。このため産休中に旅行を計画する人は少なくないようです。安産祈願のできる神社に行ってお参りしたり、パワースポットに行って出産に向けて元気をもらったりするのも良いですね。外出すると気持ちがリフレッシュできるかもしれませんよ。
ただし海外旅行は注意が必要です。航空会社によっては、出産間近の妊婦さんが飛行機に乗る場合には医師の診断書が必要です。長時間のフライトによる、身体への負担も心配ですよね。遠くに行く予定がある場合には、事前にかかりつけの産婦人科医に相談しておきましょう。
また実際に出向くことができない場合、産休中に遠くに住んでいる友人や親戚に連絡だけでもしてみるのはいかがでしょう。電話やメールだけでなく、じっくりと手紙を書いてみるのも良いですね。
先輩ママの産休中の過ごし方の体験談
産休に入ってからマタニティアルバムを作り始めました。エコー写真は保存ができないと聞いていたので、あらかじめ写真に撮って保存しておき、産休中に一気にまとめました。たくさんあったので、これはどの部分を写したのだろうかというものは印刷しませんでした。
産休前から産休中にかけて20園近く回りました。認可保育園では年度途中の入学は絶望的だと知っていたので、認可外のみを回りました。いくつか空きがあったので、産後に再度確認する予定です。
産休中にやりたいことを計画していましたが、切迫早産になり産休前に入院することになりました。安静を指示されていたためできることが限られ、産休中に計画していたことはほとんどできず残念でした。もしもの場合を考慮して、保活など重要なものは産休前から少しずつ進めたほうが良いかもしれません。
産休中を有意義に過ごして産後に備えよう
産休中の過ごし方は、人それぞれです。保育園など早めに準備しておくと後が楽になるものも多いです。入院中の場合などやむを得ない場合もありますが、できれば大変なことほど早めに対応しておくと安心できますよ。
妊娠後期には大きくなったお腹や腰痛などが気になり、十分な睡眠が取れない妊婦さんもいます。産休中にやることがたくさんある場合でも、体調がすぐれないときや眠気を感じたときは無理せず休むことも大切ですよ。
産休中は、お産や赤ちゃんとの今後の生活に対する期待と不安が大きくなる時期です。うつのような症状がある場合には、ひとりで抱え込まずに家族や医師に相談しましょう。自分の身体を大切にしながら、産休を楽しんでくださいね。