ジュニアシートは何歳から?選ぶポイントとおすすめ3選
ジュニアシートを使うくらいの年齢になると、自分で車の乗り降りができたりシートベルトをいじったりするようになります。まだ専用のシートの使用が義務付けられているこの時期には、どのようなジュニアシートを使えば子どもの安全を守れるでしょうか。ジュニアシートの種類や適した年齢、選び方のポイントをご紹介します。
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目次
ジュニアシートは何歳から?
ジュニアシートへの移行は3~4歳が目安
体格が大きくなると、事故に遭った際に身体にかかる負荷が増大するとされています。そのため、赤ちゃんや小さい子ども用のチャイルドシートでは、身体が収まりきらなくなるうえ、安全性が保たれないかもしれません。
子どもの体重が18kgを超えたら、車のシートベルトを直接身体にかけて使用するジュニアシートに移行すると良いでしょう。チャイルドシートからジュニアシートへの移行の目安は、身長が100cm前後になるころです。
身長100cm前後というと、平均で3~4歳くらいです。3歳くらいになると身体がややしっかりしてきて、シートベルトの圧迫が気にならなくなってきます。ただし、これはあくまでも平均なので、3歳になったからすぐにジュニアシートに移行するのではなく、実際に身体に合わせてみてから判断しましょう。
身長100cm未満ならチャイルドシートが安心
ジュニアシートの設計上、身長が100cmに届いていないと首がひっかかってしまったり、骨盤の位置がシートベルトに合わなかったりします。3歳児ともなれば窓の外に興味を持ち始め、外が見えづらく圧迫感のあるチャイルドシートを嫌がることがあるでしょう。しかし、身体に不適応なシートではけがを防げません。
6歳未満は着用が義務付けられている
子どもは大人と違い、自分自身で安全を守ることは困難です。車に乗る際は、万が一の交通事故から子どもを守るために、6歳未満の子どもには、ジュニアシートを含むチャイルドシートを使用することが法律で義務付けられています。
ジュニアシートは何歳まで?
ジュニアシートを含むチャイルドシート、補助シートの着用義務は6歳までです。ただし、6歳になったら外してもまったく問題がないということではありません。安全のために、子どもの体格を考慮しながらシートを外すかどうか判断することが望ましいでしょう。
身長が140cm以下なら着用したほうが良い
大人用の3点式シートベルトは、140cm以上の身長に対応するように設計されています。子どもの年齢が6歳を超えても身長が140cmに満たないときは、シートベルトがちょうど良い位置にくるよう、補助シートで底上げをして調節した方が良いでしょう。
ジュニアシートの種類
背もたれなし~ブースターシート
おおよそ3~4歳から11~12歳頃まで、体重15kg~36kgくらいまでが適用目安です。背もたれのない座面だけのもので、比較的安価で販売されています。座面を底上げすることによって腰ベルトが腸骨の位置をキープするため、肩ベルトが首にかからないようになっています。
ただし、姿勢よく乗車していないと、事故のときにうまく衝撃を分散吸収できません。子どもがじっと座っていることは難しいので、背もたれありのタイプに比べると安全性が高いとはいえないでしょう。サイドからの衝撃にも無防備です。
しかし、最低限の安全性を確保しつつ、車内で場所を取らないというメリットがあります。お友達用や臨時用にも重宝するでしょう。
背もたれあり
おおよそ3~4歳から6~7歳頃まで、体重15kg~25kgくらいまでが適用目安です。車の座席に置くだけで使用でき、子どもは車のシートベルトで直接ホールドします。自由度が高くなるうえに手軽なのがメリットです。サイドの衝撃にも備えられるので、背もたれがないシートと比べると安全性が高いといえるでしょう。
ジュニアシートを選ぶときのポイント
適応車種
ジュニアシートは車の3点式シートベルトでホールドするので、底上げする高さが合わないときちんと装着できません。実際に車に装着し、子どもを乗せ、車がそのシートに合うかどうか確かめましょう。
適応年齢
6歳未満の子どもはジュニアシート(チャイルド・ベビーシート)の着用が義務付けられていますが、6歳を過ぎた後いつまで使うかは決まっていません。高学年になると体格は安定します、身体をホールドされた状態では窮屈になってきます。そのため、子どもの年齢と体格にふさわしいシートを選ぶようにしましょう。
使いやすさ
ジュニアシートはチャイルドシートに比べ、装着に手間がかかりません。背もたれのないタイプは置くだけなので装着が楽ですが、背もたれ付きではベルトを通す位置などに若干迷うような商品もあります。
ジュニアシートを使うような年頃には、お友達の車に乗ることが増えてくるかもしれません。装着に手間がかかりすぎるとジュニアシートを使いたくなくなるおそれがあるため、購入時に使いやすさを考えるのは大切です。
価格
ジュニアシートはチャイルドシートに比べ、価格が安価になることが多いでしょう。ただし、安さばかり気にして安全性がおろそかになっては本末転倒です。多少価格が高くても、安全性が高く長く使えるようなタイプがおすすめですよ。
Eマークがあるかどうか
Eマークとは、国の安全基準を満たしたチャイルドシートやジュニアシートに付けられるものです。現行の安全基準に適合している製品にはEマークが付いているため、製品選びの参考にしてください。
ジュニアシートは助手席は避けるべき?
エアバッグが危険
エアバッグが子どもに与えるダメージは大きいです。エアバッグは爆薬を使用しているものなので、事故はそれほどでなくても、体重の軽い子どもではむしろ死にいたる危険が高まります。
日本では、ほぼすべての車両にエアバックが標準装備されています。国土交通省は、安全のためにチャイルドシートを後部座席に取り付けるよう呼びかけており、エアバッグが装備されている助手席に後ろ向きチャイルドシートを取り付けることは絶対にやめるようにと注意喚起しています。
運転に集中できなくなる
子どもが乗っていること自体が、運転に集中しづらい要素ではありますが、子どもが助手席にいることで余計に子どもの様子が気になり、安全運転しづらくなることが考えられます。
子どもが運転席のすぐ横にいると世話しやすく、ぐずったときなどに対応しやすいかもしれません。しかし、運転に集中できなかったり、つい親も手を出して遊んでしまったりする原因にもなります。
事故の際の死亡率が高い
助手席は車の中で死亡率の高い席といわれています。事故で死亡につながりやすい要因は、車外へ放り出されてしまうことです。運転席はハンドルがあり、後部座席は前の座席があるので、すぐにフロントガラスから飛び出してしまうような危険は少なくなります。
一方で、助手席は守るものが何もないため、飛び出してしまう可能性が高いのです。助手席での事故の衝撃を減らすためのエアバッグが、子どもにとっては圧迫死の原因になりえます。助手席は、子どもが座る位置には適していないといえるでしょう。
やむを得ず助手席に設置する場合
車のシートの数や乗る人数などさまざまな事情があり、やむを得ず助手席に設置しなければ乗せられない状況もあるかもしれません。やむを得ず助手席にジュニアシートを設置する場合は、エアバッグの衝撃から身を守るため、座席を一番後ろまで下げて設置するようにしましょう。
おすすめのジュニアシート3選
【グレコ】ジュニアシート
商品重量 3.6 Kg
梱包サイズ 40 x 40 x 82 cm
性別 男女共用
推奨最低体重 15 Kg
推奨最高体重 35.8 Kg
推奨身長 96 cm
推奨最高身長 145 cm
アメリカ老舗ブランド「グレコ」のジュニアシートです。ワンタッチレバーでヘッドサポートを簡単に6段階で調節できるので、長く使用することができます。肘かけも2段階で調節可能です。滑りにくいシート素材が使われているので、子どもの姿勢の崩れを防止してくれます。背もたれは取り外すことができます。
【コンビ】チャイルド・ジュニアシート
商品重量 7 Kg
梱包サイズ 71 x 43.8 x 32 cm
性別 男女共用
推奨最低体重 9 Kg
推奨最高体重 36 Kg
赤ちゃんの柔らかい頭を守ってくれるエッグショックや、しっかり支えてくれるしっかりハーネスが搭載されており、1歳頃から11歳くらいまで長く使える便利なジュニアシートです。
全面に立体メッシュシートが採用されているので、高い通気性と快適性が期待できます。背もたれは取り外すことができるので、ブースターとしても使用可能です。
【グレコ】ジュニアシートコンパクト
商品重量 2.6 Kg
梱包サイズ 43.6 x 40.6 x 25 cm
性別 男女共用
推奨最低体重 15 Kg
推奨最高体重 36 Kg
付属の肩ベルト調節クリップを使えばシートベルトが子どもの首にかからず、3歳頃~11歳頃まで使えるコンパクトなジュニアシートです。肘かけ部分は子どもの成長や体格に合わせて2段階の調節が可能です。丸洗いすることができるので、いつでも清潔に座らせることができます。
引用元:review.rakuten.co.jp■この商品に関する口コミ
・持ち運びや取り外しが簡単なので重宝しています。値段も安く満足です。
・しっかりしており、肩ベルト調節クリップが付いているので便利です。
ジュニアシートへの移行は子どもの成長に合わせて
ジュニアシートは利便性が高いため、早く使いたくなるかもしれません。しかし、まだ体が小さい子どもにとっては、安全とはいえません。股ベルトがないので、胴体が腰ベルトに食い込む危険性があるだけでなく、3点式のベルトでは子どもが自分で簡単に外こともできるようになります。
身長や年齢の適応基準を満たせば、ジュニアシートは親はもちろん子どもにとっても楽で良いものです。きちんと座れるように少しずつ子どもに教え、成長に合わせてジュニアシートに移行してくださいね。