臨月で結婚式や二次会にお呼ばれしたら?ドレスで出席?欠席の際の断り方や親族・友人への連絡について

妊娠後期になると、いつ陣痛や破水が起こるか不安なママもいるかもしれません。そんなときに、結婚式や二次会のお誘いがあると、どう返事をすべきか悩んでしまいますね。臨月のママは結婚式や二次会に出席して問題ないのでしょうか。また、断るときはどのような内容を連絡するべきなのでしょうか。マタニティゲストのマナーを解説します。

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目次

  1. 臨月で結婚式にお呼ばれしたら出席?欠席?
  2. 臨月で結婚式にお呼ばれしたときの断り方は?
  3. 臨月で結婚式や二次会に出席するときの服装は?
  4. 臨月で結婚式や二次会に出席するときの注意点は?
  5. 臨月での結婚式・二次会招待に関する体験談
  6. 断るときも気遣いは忘れずに
  7. あわせて読みたい

臨月で結婚式にお呼ばれしたら出席?欠席?

妊娠36週(妊娠10ヶ月)に入ると臨月とよばれます。出産が近づいて、子宮が少しずつ下がってくる時期です。破水や陣痛はいつ起こるかわからず、ママは心の準備が必要となりますね。臨月に結婚式にお呼ばれしたら、ママはどう対応するべきなのでしょうか。

まずは医師に相談する

臨月に結婚式に出席してもよいのか、欠席するべきなのか、明確な正解はありません。ママの体調を考慮して、産院の医師と相談して決めると良いでしょう。ママが結婚式の場所と日時を伝え、医師は妊娠の経過と照らし合わせて判断します。

もし出席することになった場合は、どのようなことに気をつけるべきかをアドバイスしてもらいましょう。できればひとりで判断するのは避けたいところですね。出席するときは、必ず母子手帳や診察券を持参しましょう。

可能であれば、夫や家族に付き添ってもらうのがベストです。病院の連絡先や、起こりうるトラブルを共有しておけば、いざというときに対処ができます。ひとりで行動するよりリスクが減りますし、気持ちが楽になりますよ。

遠方の式は断ったほうが良いことも

・飛行機
臨月を過ぎて飛行機に乗るには、一定の条件が必要となるため、結婚式場が遠方の場合は注意が必要です。JALやANAなどの国際線では、出産予定日から28日以内に入っているママが搭乗する場合は、医師の診断書が必要になります。さらに、出産予定日が14日以内の場合は産科医の同伴が必要です。パートナーや家族に産科医がいれば別ですが、あまり現実的ではありませんね。出産予定日がせまった遠方の式の場合は、断るほうが無難です。

ちなみに、臨月でなくても妊娠中に飛行機に搭乗する場合には、妊婦さんは空港でさまざまなサポートを受けることができます。航空会社にもよりますが、荷物のピックアップを手伝ってもらえたり、飛行機に優先的に搭乗できたりします。事前に申告が必要な場合もあるので、利用前に航空会社のHPなどで確認しておくと良いでしょう。

・新幹線
新幹線については、臨月期のママの乗車に関する規約はありません。しかし、行き先によっては、長い時間同じ姿勢で座っていることでお腹が張ったり、腰が痛くなったりする場合があります。禁煙席や、ゆったりした座席、お手洗いになるべく近い座席を確保する必要があります。

・自動車
自家用車は、ママが自分で運転するのは避けましょう。妊娠中は集中力が続かないことがありますし、急に破水や陣痛が起こる可能性もあります。いざというときにすぐに対応できるように、運転は家族やパートナー、友人などにお願いしましょう。

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キャンセルの可能性もあることを伝える

医師のOKをもらって、結婚式への参加が決まったとしても、相手先に「キャンセルする可能性がある」ということは伝えておきましょう。出産予定日がずれることは珍しくないので、結婚式前にお産が始まることもあります。また、結婚式までに前置胎盤や妊娠中毒症などが起こる可能性もゼロではありません。

今日は調子が良くても、次の日にはお腹の張りが強くなって動けなくなることもありえます。スピーチや受付などをお願いされた場合、キャンセルの可能性を考えて、辞退したほうが良いかもしれません。

臨月で結婚式にお呼ばれしたときの断り方は?

招待状を返す前に、まずは電話で断りの連絡を入れましょう。欠席の連絡が気乗りしないからといって、放置するのはNGです。なるべく早く伝えたほうが相手側も対処しやすくなります。

「妊娠していて出産間近なので、とても行きたいけれども欠席させてほしい」と正直に伝えるようにします。本当は参加したいと思っていること、新郎新婦へのお祝いの気持ち、誘ってくれたことへの感謝はしっかりと伝えましょう。

欠席を電話で知らせた場合も、返信ハガキは返すようにしましょう。祝福のメッセージと、欠席の理由を書くのも忘れずに。親族でも友人でも、ご祝儀は結婚式の前に送っておくと良いですよ。

【体験談】欠席でも、電報が嬉しかった

招待したゲストの中で、私の結婚式に出産予定日を迎える友人がいました。とても仲の良い友人だったので、参列してほしい気持ちもあり、他の友人より先に早めに声をかけました。その友人もギリギリまで悩んでくれたのですが、初産で不安要素が多いとのことで欠席したいとの連絡を受けました。結婚式当日は豪華な電報を送ってくれて、それだけで嬉しかったです。

臨月で結婚式や二次会に出席するときの服装は?

臨月でも服装は、普段の結婚式に出席するときと変わりません。お腹周りのゆったりとしたドレスやワンピースを選びましょう。身体が冷えそうな露出が多い服や、白い服は避けたほうが良いですね。靴はヒールのないパンプスが良いでしょう。サンダルやミュールは避けましょう。

マタニティのフォーマルドレスはいろいろと販売されていますが、一回限りのことなので買うのはもったいないと考えるママが多くいます。そんなときはレンタルを検討してみてはいかがでしょうか。安価でかわいいドレスを借りることができます。

身内や親族の結婚式では、着物を着る人もいますよね。臨月でも、着物を着ることは可能です。ただし、お店によっては妊婦の着付けはNGのことがあるので、事前に調べておきましょう。慣れない着物の締め付けを苦しいと感じるママもいるので、心配であれば洋装にしたほうが良いでしょう。

【体験談】臨月の結婚式にはマタニティドレスがおすすめ

臨月の時期に友人の結婚式に参加しました。小学校からの古くからの友達であったことと、会場も自宅から電車で10分くらいの場所だったことからどうしても出席したく、夫にも相談して参列しました。(何かあったら駆けつけてもらう約束で)

衣装はマタニティのドレスではなく、手持ちのパーティードレスを着用しました。お腹周りにゆとりがあるデザインだったのでいけるかな?と思い無理に着用。着れたことは着れたのですが、お腹が出っ張っているのでスカート丈が膝より上になってしまい、やはりマタニティドレスを買うべきだったと悔やみました。

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臨月で結婚式や二次会に出席するときの注意点は?

妊娠中で臨月になる旨を伝えておく

自分が妊娠中で、結婚式や二次会が開催されるときには、臨月になることを事前に相手方に伝えておきましょう。お産が始まったり、トラブルがあったりして参加できなくなる可能性があることは、知らせておくのがマナーです。

妊娠中のゲストがいる場合、席を出入り口の近くにしたり、生ものやアルコールを避けたりと、招待する側もさまざまな配慮をすることになります。「医師に出席してOKと言われた」と一言添えておけば、招待した相手も安心するかもしれません。

会場までのアクセスを確認

会場までのアクセスは、事前にしっかりと調べておきましょう。地図アプリなどで会場の位置を調べ、駅からの経路をシミュレーションしておくと良いですね。短い距離なら歩いても問題ありませんが、疲れそうな距離であればタクシーなどを利用しましょう。会場によっては送迎用バスサービスがあるので、利用しても良いですね。

会場につくまでに、急にトイレに行きたくなったり、お腹が張って休みたくなったりする可能性もあります。カフェやデパートなど、会場周辺の施設も確認しておくと安心ですよ。

休憩場所を確認

万が一のとき、会場内で横になって休める場所がないかをスタッフに事前に聞いておきましょう。ホテルであれば休憩設備が整っていますが、レストランや専門式場の場合は用意されてないこともあります。その場合は、横になって休めるスペースを探してもらいましょう。

会場から近いトイレの位置も、しっかり確認しておきましょう。体調が良いのであれば、少し早めに着くようにして、式場内を見てまわっておくと安心ですね。

しめつけない衣服や靴で参列する

臨月は、お腹が張りやすく、むくみが出やすい時期です。身体をしめつけない服やストッキングを選びましょう。お腹にゆとりのあるマタニティ用のドレスがおすすめです。一般的に、結婚式ではヒールのある靴を履くのがマナーですが、妊娠中はヒールでなくても構いません。履きなれた靴を持参して、足元が苦しくなったら履き替えても良いですね。

冬の結婚式では、身体が冷えないように注意しましょう。ストールだけではなく、毛布なども用意しておくと良いかもしれません。夏もエアコンで冷える可能性があるので、羽織るものを用意しておくと良いでしょう。

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食べ物・飲み物に気をつける

妊娠中は、アルコールはNGです。乾杯時にお酒をつがれた場合も、飲むふりだけにしておきましょう。また、カフェインにも注意が必要です。コーヒーや紅茶などは、大量に飲まないようにしましょう。少量でもカフェインが気になるママは、麦茶やお水を選ぶと良いでしょう。

生ものを食べることは、できるだけ避けたほうが良いですね。お刺身やレアステーキ、ローストビーフ、パテなどは注意しましょう。事前に式場側に伝えておけば、火を通した料理に変えてもらえるかもしれません。

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母子手帳・保険証などの持ち物をチェック

結婚式に参加するときは、ご祝儀、招待状、予備のストッキングは忘れずに持っていきましょう。それに加えて、妊娠中は母子手帳も必須です。保険証と、通っている産院の診察券も忘れずに持参しましょう。万が一のとき、診察券に書かれた病院に連絡してもらうことができます。

切迫早産になると、陣痛の前に破水が起こることもあります。急な破水に備えて、ナプキンや換えの下着も用意しておくと安心です。入院準備品は自宅の目立つ場所に置き、いざというときは夫やパートナーなどに直接持ってきてもらいましょう。

臨月での結婚式・二次会招待に関する体験談

二人目妊娠中の臨月に出席

ちょうど臨月に入ったときに参列しました。新婦には式の3ヶ月くらい前に会ったときに「そのころはお腹が大きいし無理だよね…?」と遠慮がちに言われたのですが、仲が良い子ということや、二人目の出産で自分の気持ちに余裕があったこともあり「絶対に行く!」と即答しました。

当日は、ママ友に借りたマタニティ用のレースのドレスを着て、ぺたんこ靴で参列しました。6月の過ごしやすい日で良かったです。やはり二人目の妊娠ということで余裕があったのか、乾杯のシャンパンをひとくちのみ、生ものは別のメニューに変更できると言ってもらったけれど気にせず食べました。クッションを用意してもらったり、出口に近い席にしてもらったりと、いろいろ気を遣ってもらってありがたかったです。

出席する側も素敵な思い出になる

筆者は出産予定日の1ヶ月前に、友人の結婚式がありました。飛行機でしか行けない距離であり、出産も近いということで「もし大丈夫そうなら出席して欲しいけど、無理はしないで」と、友人から事前に打診がありました。そのときは初産でしたし、迷いもありましたが、その友人が筆者の学生時代からの親友であったこと、どうしてもお祝いの言葉を伝えたいことなどから、出席を決めました。

マタニティ用のドレスを一度きりのために買うのはもったいなかったので、レンタルにしました。靴はヒールが低いものでもパンプスが苦しく感じたので、黒のローファーでいきました。マタニティ用のストッキングもありますが、筆者は普通のストッキングをこっそりお腹の部分だけ切り、広げて使いましたよ。

飛行機に乗るときはとても緊張しましたが、キャビンアテンダントさんが想像以上に気を遣ってくれました。身体が冷えないように毛布を渡してくれたり、重い荷物を持ってくれたりしました。狭い通路を歩くときは、ぶつからないように前を歩いて誘導してくれました。「お腹の赤ちゃんにどうぞ」と、本来は子ども用のおもちゃを渡してくださったときは、思わず笑顔になりました。1時間ほどのフライトでしたが、終始ほっこりした気分でいましたよ。

結婚式場についてからも、たくさんの人から気を遣ってもらいました。友人も涙を見せながら「大変なときなのに、本当にありがとう」とねぎらってくれました。式場の人たち、同じ席の人たち、新郎新婦、皆さんが笑顔で安産を願ってくれたのは、家にこもり気味だった筆者には良い気分転換となりました。大きなお腹を抱えながら友人代表のスピーチをしたのは、今でも素敵な思い出になっています。

断るときも気遣いは忘れずに

臨月のママが結婚式に出席するかどうかは、産科の医師と話し合って決めましょう。参加が決まっても、キャンセルになる可能性はあることを伝えておくのを忘れずに。欠席をするときは、なるべく早く相手に伝えるのがマナーです。新郎新婦へのお祝いの気持ちはしっかりと届けましょう。子どもが生まれてから、もう一度お祝いの言葉を伝えるとともに、出産の報告をすると良いかもしれませんね。

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