臨月の胎動は激しい・痛い・減る?感じる位置や陣痛と見分け方は?【産婦人科医監修】
いよいよ出産予定日が迫る臨月には、胎動やお腹の張りなどふとしたことが気になってしまいますよね。臨月には今までと胎動を感じる位置が下の方に感じたり、胎動があると膀胱やあばらが痛いと感じたりする人もいます。胎動が激しいことを心配する妊婦さんもいるでしょう。臨月の胎動の特徴や注意点などを産婦人科医監修で解説します。
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この記事の監修
目次
臨月の胎動は激しい・回数が減る?
胎動は個人差がありますが、臨月の胎動にはいくつかの特徴的なものがあります。
胎動が減る
一般的に、臨月になると胎動が減るといわれています。臨月になるとお腹の中で大きく成長した赤ちゃんが動けるスペースが狭くなります。また出産に向けて頭が骨盤近くに徐々に下がってくるので、動きが制限されることにより胎動が減るようです。ただし赤ちゃんの胎動をまったく感じなくなることはありません。
一方で、赤ちゃんがまだ骨盤近くにまで下がっていなければ胎動が減らないこともあります。お産が始まる時期には個人差があるため、妊婦健診で問題なければ心配する必要はありません。
胎動が激しい
妊娠後期、特に臨月が近くにつれて胎動が激しいと感じる妊婦さんは少なくないでしょう。赤ちゃんがお腹の中で大きく成長したことで、胎動を感じやすくなります。
胎動にペースがある
赤ちゃんからの胎動は、ずっと続いているわけではありません。臨月の赤ちゃんは大体30分から40分の間隔で寝たり起きたりを繰り返します。このため赤ちゃんが寝ているあいだは胎動がなく、起きると胎動が始まるという胎動のペースを感じやすくなるようです。
しゃっくりを胎動で感じることも
お腹の中で赤ちゃんがしゃっくりをしていると胎動として感じることもあるようです。胎動でしゃっくりを感じる人もいれば、わからない人もいます。筆者は、しゃっくりしているかどうかはわかりませんでした。
妊娠8ヶ月ごろになると、規則的にピクッピクッとお腹の中で赤ちゃんが動いているのがわかるときがありました。初めは驚きましたが、何度も繰り返すうちに「これがしゃっくりか」と理解しました。しゃっくりだとわかった後は、「またしゃっくりしているな」と微笑ましく感じていました。
妊娠9ヶ月ごろには、胎動が激しいことが多くなりました。お腹の中から蹴られることも多くなり、胎動で下腹部が痛いと感じるときもありました。
臨月に胎動を感じる位置は?
臨月に入るといつお産になってもおかしくない時期なので、子宮の中で赤ちゃんはお産に向けて骨盤近くまで下がってきます。そのため臨月以前と比べると胎動を感じる位置が下になったと感じる妊婦さんが多いです。
ただし臨月の胎動の感じ方にも個人差があります。胎動を感じる位置や胎動による痛みを感じる部位、胎動が減る・増えるなどの感じ方はすべての妊婦さんが同じではありません。胎動が弱いかもしれない、胎動が激しすぎるかもしれないといった不安があれば、かかりつけの産婦人科医に相談してくださいね。
逆子の場合には、胎動を感じる位置が異なる場合があります。不明点があれば、妊婦健診でかかりつけの産婦人科医に相談しましょう。
臨月の激しい胎動が心配
臨月に限らずあまりに胎動が激しいと、「赤ちゃんが苦しいのではないか」「赤ちゃんに障害があるのではないか」と不安になる妊婦さんも少なくないようです。しかし、胎動は赤ちゃんが元気に動いている証拠といわれており、胎動が激しいことを必要以上に心配することはありません。
また、臨月に胎動が激しいと「産まれる兆候なのではないか」と心配になることもあるでしょう。臨月に入ると出産の兆候としてお腹の張りやおしるしなどがあらわれます。胎動は減るのが一般的ですが、出産が近づいてから胎動が激しいと感じる人もいるようです。
ただし、臨月に胎動が激しいというだけでは、破水することはありません。もしも心配なことがあれば自己判断せずにかかりつけ医に相談することが大切です。
姿勢によっても胎動の感じ方は異なり、ママが仰向けで寝ていると胎動を激しく感じる場合があります。このため、夜に胎動が激しいと感じる妊婦さんもいます。横向きで寝ると激しい胎動が収まるという人もいるようですよ。
臨月の胎動が痛い
臨月の胎動でさまざまな身体の部位が痛いと感じることもあります。胎動に伴って痛いと感じる部位は、肋骨(あばら)・下腹部・子宮口・膀胱付近など人によってさまざまです。
胎動が激しくなることが多い夜には、同じように痛みを感じることが多くなるとようです。臨月の胎動で子宮口や膀胱が痛くなるのは、赤ちゃんが骨盤近くまで下がってきていることも影響しています。臨月でも特に出産予定日が近づくと、胎動による痛みを実感する人が多いともいわれています。
胎動による痛みの多くは心配いりませんが、お腹が張る場合や寝られない・イライラするといった場合には注意が必要です。臨月のお腹の張りは、前駆陣痛・陣痛の可能性があります。また寝られない場合にはストレスがたまるため、寝方を変えてみたり抱き枕を使ったり自分の心地良い寝方を探してみてくださいね。
臨月の胎動で注意すべきこと
臨月の赤ちゃんの胎動は元気でいる証拠です。ゆえに胎動の変化は注意しなければならない場合もあります。
臨月は胎動が少なくなるともいわれていますが、胎動が全く無い時間が続く場合はお腹の赤ちゃんからの危険信号の可能性があります。1日以上まったく胎動を感じないときやおかしいと感じたときには、すぐに医師に相談しましょう。
臨月の胎動と前駆陣痛の見分け方は?
臨月になるといつ陣痛が始まってもおかしくありません。胎動・前駆陣痛・本陣痛の可能性やお腹の張り・痛みは気になりますよね。胎動や陣痛の感じ方は個人差が大きく、胎動と前駆陣痛を間違える臨月の妊婦さんも少なくありません。
前駆陣痛の感じ方も個人差はあります。お腹の張りはお腹が固くなり、生理痛のような痛みやキューっと張ったような痛みを感じる方が多いです。赤ちゃんがお腹を蹴るような胎動とは少し異なりますが、人によっては判別できないこともあるでしょう。
ひとりで考え込まず、胎動と前駆陣痛がわからないかもしれないと妊婦健診で相談しておくと安心でしょう。
わたしの場合は前駆陣痛をほとんど感じていませんでした。ただ胎動は感じていたので、お腹の赤ちゃんは大丈夫なんだなとは思って過ごしていました。ただ妊婦健診のときに切迫早産と診断されて最終的に入院になったので、やはり妊婦健診に通うことは大切なのだなとも思いました。
臨月の逆子の胎動に関する体験談
筆者の息子は臨月になっても逆子のままでした。筆者が息子を妊娠していたときの臨月の胎動は、逆子で足の位置が下にあり、胎動を下の方で感じるので常にトイレに行きたい感覚か続いて悩まされました。
逆子だった息子と、逆子ではない娘の臨月のころの胎動を比べると、筆者の場合は逆子の息子の胎動の方が大きくて痛かったです。胎動の強さも回数もふたりともまったく違いました。
個人差はあるものの臨月の胎動が心配なときは病院へ
臨月の赤ちゃんは大きく成長し、力強さがありますね。胎動が激しいと、痛いのがつらく感じたり、「いつ産まれるのだろう」と弱気になったりすることがあるかもしれません。そのようなときも、胎動の激しさも赤ちゃんが元気な証拠と、前向きにとらえられたらいいですね。
臨月のころに感じる胎動は個人差が大きいといわれており、胎動が激しいと感じても心配しすぎる必要はないでしょう。ただし、「長時間」胎動をまったく感じない場合やいつもの胎動とまったく違うなど、心配や不安になったときは自己判断せず病院で相談しましょう。出産前の不安や心配を取り除き、なるべくリラックスして赤ちゃんを迎えるように過ごしたいですね。
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※この記事は2023年11月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。