アボカドの離乳食はいつから?冷凍法や完食レシピ!【後期・完了期】
森のバターと呼ばれるアボカドはなめらかな舌触りで人気の食材です。栄養価も高いので離乳食に使えるのではと考えるママは多いのではないでしょうか。この記事では、離乳食にアボカドを離乳食に使うときの形やかたさ、おいしいアボカドの選び方などを紹介します。手順を写真で紹介したレシピも参考にしてみてくださいね。
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目次
アボカドは「森のバター」といわれ、クリーミーな食感が人気の食材です。栄養価も高く、良質な脂肪が含まれています。
アボカドはいつから食べられる?そのまま食べてもいい?
アボカドは栄養価が高い食材ですが、離乳食としては脂質の多さから初期(ゴックン期)や中期(モグモグ期)には向きません。離乳食に慣れ、消化機能が発達してくる後期(カミカミ期)以降に少しずつ取り入れましょう。完了期に与え始めてもかまいません。
脂質が豊富で高カロリーなことから、1回に与える量は10g程度にしておきます。
後期(カミカミ期)と完了期(パクパク期)に適したアボカドの形状は下記のとおりです。
時期 | かたさ・形状 |
---|---|
後期(9~11ヶ月頃) △ | 加熱し、すりつぶしてペースト状にする。 |
完了期(1歳~1歳半頃) 〇 | フォークですぐ切れるかたさに熟したものを選び、1cm角程度に切る。慣れたら生で与えても良い。 |
離乳食期にもそのまま食べさせられる?
アボカドは離乳食の進み具合や月齢により、完了期頃からそのまま食べさせて良い食材です。しかし、アレルギーや衛生面の心配から、あげ始めのころは必ず湯通ししたり電子レンジで温めたりと加熱したものを与えるようにしましょう。
電子レンジを使用する際は、耐熱容器にアボカドを入れて600Wで20秒ほど加熱しながら様子を見るようにしてください。一気に長時間加熱してしまうと焦げてしまうので、注意してくださいね。
※以下、この記事のレシピでは600Wの電子レンジを使用した場合の加熱時間を記載しています。
赤ちゃんにアレルギーの心配は?
アボカドは食物アレルギーを起こしやすい食品ではありませんが、まれに口の周りが赤くなったり、咳や発疹が出たりなどアレルギー症状が出る場合があります。
初めて与えるときはごく少量にし、赤ちゃんの様子に変化がないか注意して見守りましょう。
アボカドは冷凍保存できる?
アボカドは冷凍保存できます。高脂質なアボカドは赤ちゃんには少量しか与えられないので、冷凍して上手に使いたいですね。
小さく切ったり、ペーストにしたりして、フリーザーバッグや製氷皿に入れて冷凍すると後で使いやすいですよ。
離乳食後期(生後9・10・11ヶ月)におすすめ!アボカドと豆腐と納豆のあえもの
アボカドと豆腐、納豆をあえた栄養満点のレシピです。アボカドのクリーミーさと豆腐ののど越しの良さで納豆が食べやすくなります。おかゆにのせてどんぶりにしても良さそうですね。
材料
・アボカド 10g
・絹ごし豆腐 10g
・ひきわり納豆 10g
・しょうゆ 1~2滴
作り方
1.アボカドと豆腐をさっとゆで、水気を切る
2.アボカドをつぶしながら豆腐と混ぜる
3.2に納豆としょうゆを加え、混ぜたら完成
ひきわり納豆ではなく粒の納豆を使う場合は、小さく刻んでください。豆腐や納豆大豆アレルギーの心配があるので注意しましょう。
しょうゆは製造過程でアレルゲンのほとんどが分解されて離乳食にも使用できるケースがほとんどです。しかし、アレルギー症状が起こらないと言い切れないので、初めて使用するときは色味付け程度にしましょう。
離乳食後期(生後9・10・11ヶ月)におすすめ!アボカドディップのチーズサンド
チーズを加えたアボカドディップのサンドイッチです。手づかみ食べにぴったりですよ。
材料
・アボカド 10g
・サンドイッチ用食パン 1枚
・プロセスチーズ 5g
作り方
1.アボカドはさっとゆでて、なめらかにすりつぶす
2.チーズを細かく刻んで、1に混ぜる
3.2をパンに塗ってサンドし、食べやすい大きさに切ったら完成
チーズは離乳食の進み具合により加熱せずに使えるので、とけるタイプではないものを選んでください。
離乳食完了期(1歳〜1歳半ごろ)におすすめ!アボカドのマカロニサラダ
赤、黄色、緑の彩りがきれいなアボカドのマカロニサラダです。マヨネーズ味で赤ちゃんもよろこんで食べてくれるでしょう。
材料
・アボカド 10g
・マカロニ(乾燥) 30g
・トマト 10g
・コーン(缶、食塩砂糖無添加) 5g
・ツナ(水煮缶) 5g
・枝豆 10g
・マヨネーズ 2~3g
作り方
1.マカロニと枝豆をやわらかくゆで、枝豆は薄皮をむいて半分に切る
2.皮をむいて種を取ったトマトとアボカドを1cm角程度に切る
3.1と2にツナとコーンを加え、マヨネーズであえたら完成
コーン缶は食塩や砂糖が含まれていないものを選びましょう。ツナも水煮缶を選びます。オイルタイプを使う場合はさっと湯通ししたり、熱湯を回しかけたりして油分を取り除きましょう。マカロニが大きい場合は赤ちゃんの食べやすい大きさに切ってくださいね。
また、マヨネーズは脂分が多いので、プレーンヨーグルトを代用しても良いでしょう。
アボカドの栄養と選び方
アボカドは栄養満点
アボカドは「森のバター」といわれるほど良質な脂肪を豊富に含んでいます。意外かもしれませんが野菜ではなく、中南米原産のトロピカルフルーツです。
アボカドの脂肪が良質だといわれるのは、リノール酸やオレイン酸などの「不飽和脂肪酸」を多く含むためです。不飽和脂肪酸は植物や魚の脂に多く含まれるもので、コレステロールを下げる効果が期待できますよ。そのほかにもビタミンやカリウムや鉄、食物繊維などをバランス良く含んでいます。
おいしいアボカドの選び方
アボカドは熟す前に収穫されて店頭に並ぶため、選び方にコツがあります。すぐに食べたいときは黒っぽく少しやわらかくなっているものを選びましょう。皮が緑色のものはそのまま食べるには青臭く、赤ちゃんにはかたすぎてしまいます。
そのほかのチェックポイントは以下のとおりです。
・艶がある
・張りがある
・ヘタがついている
熟していないアボカドしか手に入らなかった場合は、りんごやバナナと一緒にビニール袋に入れて追熟しましょう。切ってからかたいことに気づいたら、電子レンジで加熱してやわらかくすることもできますよ。
アボカドのなめらか食感を赤ちゃんにも
アボカドは良質な脂肪やビタミン、ミネラル、食物繊維がバランスよく含まれる栄養価の高い食材です。そのため海外では離乳食初期(ゴックン期)から与える国もあるようですが、日本では脂質の消化が比較的スムーズになる後期(カミカミ期)から始めるのが一般的です。
熟したアボカドはやわらかいので特別な下ごしらえは不要です。与えすぎに注意しながら、クリーミーな食感を赤ちゃんにぜひ体験させてあげましょう。
※この記事は2019年9月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。