産褥ショーツは必要?サイズ・枚数は?おすすめ商品11選【出産準備】
産褥ショーツは出産後すぐから必要になる下着です。普通のショーツとは使い道が異なるため、いるのかいらないのか疑問ですね。そこで入院準備の参考となるよう、産褥ショーツの使い方やメリット・デメリットを解説します。いつまで使うのか、必要な枚数、サイズの選び方、人気の産褥ショーツも一緒にみていきましょう。
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目次
産褥ショーツは本当に必要?産後いつまで使う?
産褥ショーツとは
産褥ショーツは産後に悪露の手当てをするときに便利な下着です。クロッチ部分が前部で開閉できる作りとなっており、下着を上げ下ろしせずに産褥パッドの取り替えや診察が受けられます。
悪露は子宮に残った血液や粘液、胎盤の一部で、産後すぐから1ヶ月ほど排出されます。生理の出血量よりも多いのが一般的で、悪露の処理には生理用ナプキンより大きい産褥パッドが使われます。そのため、腰回りまで防水加工が施されている産褥ショーツがあるとベッドを汚す心配がなくおすすめです。悪露がなくなっても、サニタリーショーツとしての使い方もできますよ。
産褥ショーツを使う期間
産褥ショーツはたいていの病院で入院準備品に含まれています。これは、産後すぐから産褥ショーツが必要になるためです。悪露の処置や医師の診察がある入院中は産褥ショーツで過ごし、悪露が少なくなってくる産後6日目頃からサニタリーショーツや体形補正効果があるサポートショーツなどに切り替える人が多いようです。
ただし悪露は産後6週頃まで続くため、産褥期となる産後6~8週のあいだは産褥ショーツを着用していても問題ありません。いつまで使うのかという決まりはないので、悪露やお腹の戻り具合を見ながら切り替えの時期を決めていきましょう。
産褥ショーツのメリット・デメリット比較表
産褥ショーツは着用期間が短いため、用意するべきか悩んでいるママも多いのではないでしょうか。産褥ショーツのメリット・デメリットにはどのような点があるのか、比較検討してみましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
入院中の医師や看護師による処置が受けやすい | 使用期間が短い |
防水加工で安心 | 悪露が少ないと出番がない |
汚れが落ちやすい | 安価ではない |
帝王切開や会陰切開の痛みでつらいときに寝たまま産褥パッドが取り替えられる | 開閉部にあるマジックテープやファスナーがごわついて気になる |
着用期間が短い、ごわつきが気になるというデメリットはあるものの、痛みや体力の消耗で動けない産後は下着を脱ぎ履きせずに産褥パッドを取り替えられるという点が大きなポイントとなりそうです。実際に産褥ショーツを使用したママたちの体験談もみてみましょう。
経腟分娩で出産したのですが、産後に震えと発熱が止まらず動けなくなりました。トイレにも立てない状態だったので尿道カテーテルを入れ、看護師さんが産褥パッドを取り替えてくれたので産褥ショーツがあって良かったです。
会陰切開の縫合がきつく、通常より腫れが大きかったため看護師さんや先生による処置が何回かありました。産後すぐで体力も戻っていないなか、何度も処置室に呼ばれて辛かったのですが、下着を脱いだり履いたりしないですんだので助かりました。
産褥ショーツを使うと横になった状態で産褥パッドを取り替えるのが楽な一方、トイレに座って交換するときは大変だったという意見もありますよ。
トイレで産褥パッドを取り替えようとマジックテープを外したところ、クロッチ部分が後ろに垂れ下がってしまい、上体をかがめて足のあいだからクロッチ部分を取って付けなければならずしんどかったです。頭を下げたので気分も悪くなってしまいました。
産褥ショーツの選び方
産褥ショーツは産後すぐから使います。入院の際に使う産褥ニッパーやパジャマと一緒にそろえておきましょう。入院準備は妊娠8ヶ月ころから始め、臨月までには終えるようにすると安心です。
サイズ
産後のお腹のサイズを考えると、どのサイズを選べば良いか悩みますね。産後のお腹はすぐに妊娠前の状態に戻るわけではありませんが、産褥ショーツはゆとりをもってつくられているため、妊娠前のサイズを参考に選ぶと良いでしょう。
サイズが合わないとマジックテープがあたって痛い場合があるので、妊娠中の体重増加が著しいときは、ワンサイズ大きめを選ぶと良いかもしれません。
産褥ショーツの多くは、MとLの2サイズで展開しています。M~L、L~LLとより幅広いサイズに対応している産褥ショーツもありますよ。マタニティランジェリーで人気のローズマダムなら、5Lまでの大きいサイズがそろいますよ。
タイプ
産褥ショーツはクロッチ部分が前開きになるタイプと、帝王切開に対応した全開タイプの2通りが主流となっています。全開タイプはクロッチ部分だけではなくお腹の脇にマジックテープやファスナーで開口部が設けられており、帝王切開の傷が痛くない作りになっています。
枚数
入院準備品として必要な産褥ショーツの枚数は、2~3枚と指示する病院が多いようです。洗い替えを考えると、少なくとも2枚は用意しておくと安心ですね。産褥ショーツや産褥パッドは病院で用意してくれることもあるので、事前に病院の入院準備品リストを確認しておきましょう。
帝王切開で出産しました。2日間絶対安静で洗濯もできず、動けるようになるまでは使い捨てのように4枚の産褥ショーツを使いました。
産褥ショーツは病院でもらえる入院グッズの中に2枚入っていました。退院するころには通常の生理くらいまで悪露の量も落ち着いていたので洗い替えもいらないし、自分で買わずに済みました。
おすすめ産褥ショーツ2選【クロッチ開閉タイプ】
ストレッチコットン素材で身体にしっかりフィット
●サイズ:M、L、LL
●カラー:ピンク、グレー
●素材:本体/綿95%・ポリウレタン5%、防水布/ポリエステル100%
●メーカー:オオサキメディカル
●入数:1枚
●原産国:中国
クロッチ部分が前開きになるタイプのボクサー型産褥ショーツです。ウエスト部分のゴムが幅広なので、産後のお腹を締めつけず、ゆったりカバーします。
素材に使われているのは、伸縮性のあるストレッチコットンです。身体にしっかりフィットして、漏れやずれを防いでくれますよ。防水布はウエストまで伸びているので、悪露の量が多い入院中も安心です。
ワイドな撥水加工布がしっかり漏れを防ぐ
●サイズ:M、L
●カラー:ピンク、グレー
●素材:本体/コットン・ナイロン・ポリウレタン
●入数:1枚
●原産国:ベトナム
裾部分にあしらわれたレースがかわいらしいデザインの産褥ショーツです。お尻をすっぽり包み込むようなワイドな撥水加工布を使用し、悪露の漏れを防ぎます。綿混のやわらかな素材で、やさしい履き心地を実感できますよ。
おすすめ産褥ショーツ2選【全開タイプ】
デリケートな肌にやさしいはき心地
●サイズ:M-L、L-LL
●カラー:ネイビー、グレー
●素材:身生地/綿100%、レース部/ナイロン80%・ポリウレタン20%、テープ部/ナイロン85%・ポリウレタン15%
●入数:1枚
犬印の産褥ショーツは、クロッチ部分だけではなく脇腹部分からも開閉できる作りです。脇部分を全開にできるので、帝王切開時の診察や、寝たままの着替えもスムーズに行えます。
また、肌に触れてもごわつかないように、クロッチの角が丸い形になっているのもポイントです。肌にやさしいコットン100%の作りで「アトピーでも安心して着用できた」というレビューが寄せられています。
帝王切開対応のショーツが3枚入ったお得なセット
●サイズ:L、LL、3L
●カラー:ピンク、ベージュ、イエロー
●素材:綿95%・ポリウレタン5%、マチ部分/防水布100%
●入数:3枚
帝王切開にも対応した産褥ショーツが3枚入ったお得なセットです。産後のお腹をしっかりとホールドできるよう、比較的タイトな作りとなっており、「ワンサイズ大きめを選ぶとちょうど良い」というレビューが多く見られます。セット内容によって色の組み合わせが異なるので、お好きなカラーを選んでくださいね。
おすすめ産褥ショーツ4選【セット販売】
おそろいのキャミソールとそろえてもかわいい
●サイズ:M~L、L~LL
●カラー:グレー、ボーダー
●素材:綿95%・ポリウレタン5%、クロッチ裏/防水布・ポリエステル100%
●入数:2枚
●原産国:中国
マタニティウェアで人気の「ANGELIEBE(エンジェリーベ)」の産褥ショーツは、ピンクのリボンがアクセントになったカジュアルなデザインです。おそろいのキャミソールとコーディネートできるので、おしゃれを忘れたくないママにぴったりです。
もちろん、機能性も十分。2WAYストレッチ素材で伸びがよく、身体にフィットして悪露の漏れを防ぎます。防水布が腰まですっぽりカバーしてくれるので、寝たままの姿勢でも安心です。
M~5Lまでの豊富なサイズ展開
●サイズ:M~L、L~LL、LL~3L、3L~4L、4L~5L
●カラー:ブラック、グレー、ピンク
●素材:身生地/綿95%・ポリウレタン5%、防水布/ポリエステル100%、レース部分/ナイロン・ポリウレタン
●入数:3枚
●原産国:中国
洗い替えも準備できるうれしい3枚セットです。腰までの防水布が産褥ショーツの役目をしっかり果たしてくれますよ。5Lまでのサイズがそろう豊富なラインアップも魅力です。
西松屋ブランドのお得なセット
●サイズ:M~L、L~LL
●カラー:ブラック、ネイビー
●素材:身生地/ポリエステル65%・綿35%、マチ部分/ポリエステル100%、レース部分/ナイロン・ポリウレタン
●入数:2枚
●原産国:中国
西松屋オリジナルのブランド「ELFINDOLL」の産褥ショーツは2枚セットでお買い得な値段設定です。腰までの大きな防水布がついて、就寝時も安心ですね。機能性を重視したシンプルなデザイなので、「一時期しか使わない産褥ショーツにあまりこだわりがない」というママにおすすめです。
外付けゴムでごわつきを軽減
●サイズ:M~L、L~LL
●カラー:ブラック、ボーダー
●素材:身生地/ポリエステル65%・綿35%、テープ部/ナイロン80%・ポリウレタン20%、防水布/ポリエステル100%(ポリウレタンコーティング)
●入数:2枚
アカチャンホンポでは、赤ちゃん用品メーカー「ピジョン」の産褥ショーツを扱っています。クロッチ部分が開閉するタイプで、腰までの防水布がお尻をしっかりカバーしてくれますよ。
綿混素材のソフトな手触りと、肌へのごわつきをおさえるために外付けされたゴムがママへのやさしさをあらわしていますよ。
おすすめ産褥ショーツ3選【開閉なし】
ブラとのペアコーデも楽しめる
●サイズ:M、L
●カラー:ブラック、グレー
●素材:綿、ナイロン、ポリウレタン
●入数:1枚
●原産国:日本製
こちらの産褥ショーツは産褥期が過ぎ生理が始まってからもサニタリーショーツとして活用できるよう、開閉部がついていない形状です。ワコールのファーストマミングブラとペアでコーディネートも楽しめますよ。
開閉なしとはいえ、撥水加工を施した布がお尻全体を覆うように設計されているので、産褥期も安心して過ごせます。ウエスト部は切り返しになっていて、やさしい肌あたりです。
肌触りにとことんこだわった産後ショーツ
●サイズ:M、L、LL
●カラー:ピンク
●素材:綿95%・ポリウレタン5%、前身下部/綿88%・ポリエステル10%・ポリウレタン2%、テープ部/ナイロン85%・ポリウレタン15%
●入数:1枚
帝王切開の傷口をやさしく保護するために作られたショーツです。締めつけがないように、お腹部分はガーゼ綿素材を2枚重ね、ウエスト部はゴムを使用しないつくりです。足口も折り返しにしており、肌触りにとことんこだわりました。
クロッチ部分はサニタリー仕様になっているので、産褥パッドやナプキンの取り付けもスムーズです。
下着専門店のサニタリーショーツで代用
●サイズ:M、L、LL、3L
●カラー:ピンク、サックスブルー
●素材:綿80%・ナイロン15%・ポリウレタン5%、ウエスト部/綿90%・ポリウレタン10%、レース部/ナイロン・ポリウレタン
●入数:1枚
●原産国:中国
下着とショーツの専門店が開発したオリジナルのサニタリーショーツは、産褥ショーツとしても好評です。日本製の高透湿防水布を使い、漏れと蒸れを防ぎます。身生地はシルクプロテイン加工で、ぜいたくなさわり心地です。
脇に縫い目がないシームレス仕様、外付けタグ、深めのはき込みと、まさにいたれりつくせりな安心設計のショーツです。
ママ体験談!産褥ショーツのその後の使い道は?
退院後も悪露が続いていたのと、お腹が妊娠前ほどには戻らなかったので、サニタリーショーツのように使っていました。ただ、悪露が少なくなって小さめのナプキンに変えると、腰までの防水布が邪魔に思えてきました。購入したものは2枚セットの安価なものだったこともあり、産褥期が過ぎたらすっぱり捨てました。
産褥ショーツで産後を快適に過ごそう
産褥ショーツは短い期間しか使用せず、形状も特殊とはいえ、多くのママが「悪露の量が想像よりも多く、産褥ショーツがあって助かった」と、その良さを実感しています。サニタリーショーツとしても使えたり、ブラとペアで使えたりする商品なら、活用範囲も広がりますよ。
商品やサイズによっては到着までの日数がかかる場合があります。通販で購入するときは、余裕を持って準備するようにしてくださいね。