【超簡単】小松菜の離乳食は初期OK!レシピ10選と下ごしらえのコツを写真で解説!
小松菜はハウス栽培が盛んで1年中安定した価格で手に入る野菜です。アクが少なく処理が簡単で、やわらかい葉の部分は離乳食初期から与えることができます。栄養も豊富で、カルシウムや鉄分など赤ちゃんの発育に必要不可欠な成分を含んでいます。ここでは、基本の小松菜ペーストや赤ちゃんの月齢に適したおすすめレシピなどを紹介します。
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目次
小松菜は離乳食全期を通して使える食材です。葉物ですが、アクが少ないので調理がしやすい上に栄養素が高いとまさに離乳食向けの野菜です。特に鉄分が豊富なので、鉄分が不足しやすい離乳食中期ころからはメニューに積極的に取り入れていきたいですね。
小松菜はいつから食べられる?
小松菜でアレルギーが出ることはあまりありませんが、初めて与えるときはひとさじから始めてくださいね。小松菜は繊維質な部分もあるので、下痢気味のときは控えたほうが安心です。
小松菜は部位によって食べやすさが異なります。離乳食初期(ゴックン期)は葉先、後期~完了期はしっかり茹でてみじん切りにした茎も与えることが可能です。裏ごししても水分が多くサラサラしているので、食べにくそうなときはとろみをつけると良いですよ。
時期 | かたさ・大きさ |
---|---|
初期 (5・6ヶ月頃) ◯ | すり鉢やブレンダーで裏ごしして、なめらかなペースト状にする。 |
中期 (7・8ヶ月頃) ◯ | 舌でつぶせるくらいのかたさ。2~3mm程度のみじん切りにする。 |
後期 (9~11ヶ月頃) ◯ | バナナ程度の歯ぐきでつぶせるかたさ。6~7mm程度のみじん切りにする。 |
完了期 (1歳〜1歳半頃) ◯ | 歯ぐきで噛めるかたさ。 |
離乳食の小松菜の下ごしらえや冷凍のコツ
下ごしらえのコツ
小松菜は繊維質なので、しっかり加熱しないとすりつぶしにくく、筋が残ってしまいます。取り分け離乳食で大人の分も一緒に茹でる場合は、大人用の小松菜は先に取り出し、赤ちゃんの分はクタクタになるまで加熱し続けてください。初期~中期はやわらかい葉の部分のみ赤ちゃんに取り分け、茎は大人が食べましょう。
小松菜は基本的にアク抜きをしなくても食べることができます。しかし、気になる場合は、加熱したあと冷水につけ絞るようにして水気を切っておきましょう。
冷凍のコツ
離乳食用に調理した小松菜は冷凍保存が可能です。まとめて調理して冷凍し、その日の献立に上手に取り入れていきましょう。
一回分の量ごとに製氷機に入れキューブ状に凍らせたり、冷凍用保存袋に平らに入れて必要な分を折って使えるよう上から箸などでくぼみをつけたりして冷凍しましょう。
また、茹でて冷凍した小松菜を刻まずそのまま冷凍し、凍ったまますりおろすと簡単にペースト状になります。ぜひ試してみてくださいね。
離乳食初期(生後5・6ヶ月頃)の小松菜レシピ
小松菜は繊維があるので、離乳食初期(ゴックン期)ではしっかりと加熱してペースト状にしたものを使いましょう。ここでは、小松菜ペーストを使ったレシピを紹介します。
※以下、この記事のレシピでは600Wの電子レンジを使用した場合の加熱時間を記載しています。
小松菜ペースト
[材料]
小松菜(穂先)
1.小松菜をよく洗い、やわらかい穂先の部分を使用する。
2.たっぷりのお湯でクタクタになるまで3分ほど茹でる。
3.ブレンダーでなめらかになるまですり潰して完成。もたつく場合は水を加えて調整する。
葉物野菜は加熱すると容量が小さくなります。特にすりつぶすとほんの少しになってしまうので、「少し多いかな」と思うくらいの量でちょうど良いでしょう。
小松菜と玉ねぎのミルク煮
[材料]
小松菜ペースト 20g
玉ねぎ 10g
粉ミルク 20mL
1.玉ねぎをおろし金ですりおろして電子レンジで加熱する。
2.粉ミルクと水を鍋に入れて1と小松菜ペーストを加え、ひと煮立ちしたら完成。
小松菜とかぼちゃのお粥
[材料]
小松菜ペースト 10g
かぼちゃ 10g
10分粥 30g
1.かぼちゃは種と皮を取り除き、小さく切って電子レンジで加熱してすりつぶす。
2.小鍋に1と小松菜ペースト、10分粥を入れてひと煮立ちさせて完成。もたつく場合は水でのばして調整する。
離乳食中期(生後7・8ヶ月頃)の小松菜レシピ
離乳食中期(モグモグ期)になると、ペーストに近いみじん切りを使用しても良いでしょう。赤ちゃんが舌で食感を楽しめるよう、舌触りの異なる3つのレシピを紹介します。
小松菜とりんごのパン粥
[材料] ※約2食分
小松菜ペースト 20g
りんご 1/6個
8枚切り食パン 1枚
水 適量
1.食パンは耳の部分を切り落としちぎって鍋に加え、好みの固さになるよう水を加えて煮る。
2.すりおろしたりんご、小松菜ペーストを加えて煮て完成。
小松菜と豆腐の和え物
[材料]
小松ペースト 20g
絹ごし豆腐 30g
1.豆腐は小さく切り電子レンジで加熱し、火が通ったら粗くすりつぶす。
2.小松菜のペーストを混ぜ合わせ完成。
小松菜とじゃがいものポタージュ
[材料]
小松菜 20g
じゃがいも 1/2個
粉ミルク 20~40mL
1.じゃがいもは電子レンジで加熱し、火が通ったら粗くマッシュする。
2.粉ミルクを鍋に入れ、1と小松菜ペーストを加えてひと煮立ちさせ完成。
じゃがいものでんぷんで自然なとろみがつき、片栗粉を入れなくてもとろっとしたスープになります。サラサラしたスープが好みの赤ちゃんの場合はミルクの量を調整してください。
離乳食後期(生後9・10・11ヶ月頃)の小松菜レシピ
つかみ食べができるようになってくる、離乳食後期(カミカミ期)にぴったりのレシピを紹介します。
小松菜のパンケーキ
[材料]
小松菜ペースト 20g
バナナ 20g
ホットケーキミックス 50g
牛乳or粉ミルク 50mL
1.ボールにホットケーキミックスと牛乳(もしくはミルク)を加え、だまがなくなるまでしっかりと混ぜる。
2.バナナをフォークで粗くつぶし、小松菜ペーストと一緒に1に加える。
3.薄く油をひいたフライパンで中火で3分、返してさらに3分焼いて完成。
※火加減はお使いの器具によって異なるので調整してください。
パンケーキは手づかみ食べにぴったりのメニューです。あげるときは一口大に切るか、スティックのように細長く切ってあげても食べやすいです。
小松菜とツナのおにぎり
[材料]
小松菜 20g
ツナ(ノンオイル缶) 10g
軟飯 80g
1.小松菜は5mm角のみじん切りにして電子レンジで加熱する。
2.ツナはざるにとって熱湯を回しかける。
3.1と2を軟飯に混ぜ合わせ一口大ににぎって完成。
離乳食完了期(1歳~1歳半頃)の小松菜レシピ
離乳食完了期(パクパク期)には、歯や歯ぐきで食材を上手に噛めるになる赤ちゃんも多いようです。ここでは、噛むことを楽しめるレシピをご紹介します。
小松菜とコーンの和え物
[材料]
小松菜 40g
コーン 30g
マヨネーズ 少々
かつお節 少々
1.小松菜とコーンは茹でてみじん切りにする。
2.1がまとまる程度にマヨネーズを加え、かつお節で味を整える。
小松菜とにんじんの蒸しパン
[材料]
小松菜 20g
にんじん 10g
ホットケーキミックス 50g
牛乳 30mL
1.小松菜はみじん切りにして電子レンジで加熱する。
2.にんじんはすりおろす。
3.ホットケーキミックスと牛乳を混ぜ合わせる。
4.耐熱容器に1~3を加えてラップをせずに電子レンジへ。500Wで2分加熱して完成。
※電子レンジの加熱時間は調整してください。
小松菜の栄養と選び方
小松菜はもともとは中国が原産で、江戸時代になって日本へやって来ました。小松川(現在の江戸川区周辺)で栽培され始めたことから「小松菜」と呼ばれるようになったそうです。栄養素が高くどんな料理にもよく合うことから日々の料理に欠かせない食材として、旬である冬以外にもハウス栽培で1年中出荷しています。
小松菜にはβカロテンやビタミンB、食物繊維などさまざまな栄養素が含まれています。特に赤ちゃんの成長に伴い生後6ヶ月頃から母乳育児で不足し始める鉄分が豊富な他、丈夫な骨の形成に欠かせないカルシウムとその働きを促すビタミンKも含まれているので、積極的に取り入れてあげましょう。
おいしい小松菜のポイントは葉の色とみずみずしさです。葉の色は濃い緑色で、葉先までピンと張っているものを選んでくださいね。
基本の小松菜レシピをマスターして料理の幅を広げよう!
シンプルに茹でてお醤油をかけお浸しに、ホワイトソースと和えてグラタンにと、小松菜は和食にも洋食にもマッチする野菜です。季節を問わず安定した収穫量をキープしているので、離乳食に限らず上手に食卓に取り入れたいですね。
電子レンジ調理やフリージングをマスターすれば時短にもなり、料理の幅もぐんと広がりますよ。ぜひ試してみてくださいね。
※この記事は2019年9月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。