1歳(生後12ヶ月)の授乳と卒乳・断乳は?離乳食もそろそろ完了?先輩ママの体験談を紹介!
生後12ヶ月の赤ちゃんは、気になるものや欲しいものを指さしたり、嬉しいときに手をたたいたり、ママとのコミュニケーションも充実してきます。ままのてでは、そんな生後12ヶ月赤ちゃんのママの授乳体験を調査しました。 生後12ヶ月の赤ちゃんの授乳の様子や卒乳・断乳のタイミング、完了期を迎えた離乳食について解説します。
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目次
1歳(生後12ヶ月)の授乳回数の目安
生後12ヶ月になると卒乳をする子どもも増え、授乳回数の目安は特に決まっていません。WHO(世界保健機関)でも、2歳までは子どもが欲しがるたびに授乳を続けるよう推奨しています(※1)。
1歳(生後12ヶ月)は卒乳・断乳のタイミング?
今回、生後12ヶ月の赤ちゃんのママからは、卒乳に関する体験が多く聞かれましたが、この時期に卒乳や断乳すべきと特に決められている時期はありません。赤ちゃんが精神的よりどころとして求めていて、ママの生活や気持ちが許すのであれば、授乳を続けてよいというのが現在の一般的な見解です。
卒乳・断乳に踏み切るタイミングとしては、赤ちゃんが離乳食をしっかり食べるようになり、母乳や粉ミルク以外で水分が十分取れることが条件となります。卒乳を考えているママは、授乳頻度を少しずつ落としていくようにしましょう。
1歳(離乳食完了期・パクパク期)の赤ちゃんの離乳食
離乳食の完了期とは、形のある食べ物を噛んで食べられるようになり、栄養のほとんどを食事から摂取できるようになる時期を指します。生後12ヶ月頃の赤ちゃんでは、手づかみや自分でスプーンを持って食べたいという欲求があるのが一般的です。テーブルや床が汚れて大変ではありますが、食事への興味を養う時期ですので、我慢して乗り切りましょう。
生後12ヶ月の離乳食は、歯茎で噛める固さに調理するとよいようです。炭水化物(ごはん・パン・麺)、タンパク質(魚、肉、豆腐、卵)、ビタミン・ミネラル(野菜・果物)がバランスよく摂れることが理想ですが、赤ちゃんには食べむらや好き嫌いもあります。一度の食事に完璧を求めるのではなく、1日3回の食事を通してバランスが取れればよいという気持ちで取り組みましょう。
また、3回の食事以外の間食も取り入れていきましょう。間食は3回の食事で摂りきれない栄養を摂るために必要で、1日に1回〜2回が目安です。赤ちゃん用のお菓子でも問題ありませんが、お菓子以外にも果物や乳製品、パンやおにぎりなど食事の邪魔にならない程度に与えると良いでしょう。しかし、ある程度成長してくると間食も楽しみのひとつとなりますので、その要素も入れながら与えていってくださいね。
1歳(生後12ヶ月)の授乳体験談
ままのて編集部に寄せられた、先輩ママの体験談をご紹介します。
第二子を早めに授かりたいと考えていたので、卒乳はできれば1歳頃でと思い、それに向けて授乳回数を徐々に減らしてきました。
1歳になる前には寝る前のみの授乳でしたが、ある日よほど眠かったのか、パジャマを着せたらオッパイを飲まずにころっと寝てしまったことがあり、その日以降あっさりと卒乳しました。
2~3日は思い出したように泣くこともありましたが、子どもはけろっとしたもので、むしろ胸がパンパンに張って痛くなって私の方が2週間くらい苦しみました。
私は結局13ヶ月で授乳をやめたのですが、12ヶ月頃には授乳はすでに寝る前の一度だけになっていました。私の胸の張りはほとんどなくなって、寝る前の授乳も飲んでいるというより、乳首をくわえて息子が安心している、という感じでした。
また歯がしっかりと生えてきて、授乳のときに乳首をかむようになり、それがとても痛くて辛かったです。毎日のように出血していたので、それももうそろそろ授乳を終わらせようと思ったきっかけでもありました。
仕事復帰も近づいてきていたので、11ヶ月のときに卒乳をしました。夜、添い乳をしていたのですが、昼間まったく飲まなくなったので、チャンスだと思い、思い切りました。
添い乳をやめてからは、寝るときに何かの安心感が欲しいのか、嚙みぐせがついてしまい、寝つくまでのあいだに、添い寝をしていたのですが、腕枕をしながら腕を噛まれるので、タオルをぐるぐる巻きにしながら寝かせていました。そして、水分が欲しそうになったら、お茶をストローのマグであげていました。
第一子のときには、出産時の出血が多かったためなのか(約2L)、本当に母乳が出ず悩みましたし、結果的には早々にミルクに切り替えざるを得ませんでした。下の子は、初めからおっはいの飲み方が上手なこともありましたし、自分自身も安産で体調が良かったからか、何とか母乳で育てることができました。
ただ、おっぱいが大好きなので、哺乳瓶は受け付けてくれませんでした。ミルクはもちろんですが、ジュースやお茶も、哺乳瓶では飲んでくれません。母乳以外の水分も補給させたかったので、試しにストローでお茶を与えてみたら、短期間のうちにマスターしました。ですから、用意しておいた哺乳瓶はあまり役に立たなかったのです。
完母で育ててきた娘も、1歳になると上の歯が4本下の歯が3本生え揃いました。昼間の授乳回数も減り、楽にはなってきたものの、気を抜いていると痛い目にあうこともしばしば。
授乳のときに、だんだん眠くなってきた娘が眠りに落ちるギリギリのとき、おっぱいを離さずに飲んでいたのですが、突然「ガブリ!」夜の寝室で、ひとり声にできない悲鳴を飲み込むことも多かったです。授乳中に見られる我が子の顔は、本当に天使のようだけれど、眠りそうになるとちょっと警戒してしまう私でした。
生まれてからずっと母乳で育った息子でしたが、10ヶ月になろうとしたある日、夜に添い乳をしていたら寝ぼけていたのかしっかり生えてきた前歯でガシッと乳首を噛まれてしまいました。私はあまりの激痛にそね瞬間から断乳を誓いました。乳首は流血し、痛くて痛くてたまりませんでした。
離乳食もよく食べており、昼間は授乳していなかったのでそろそろ卒乳かな?とは思ってはいたものの、夜は2,3回起きていたので添い乳をしていました。流血事件がなければまだまだ卒乳していなかったかもしれません。
生後2ヶ月からずっと完全母乳で育て生後半年より離乳食を開始し生後10ヶ月で夜のみの授乳へと流れていきました。昼間は離乳食を食べたり、おやつや飲み物で満足していたためかすぐ乳離れしましたが夜はなかなか大変でした。
授乳してそのまま寝かせていたので、それが当たり前となり「寝る=おっぱい」でした。また夜中目が覚めたときも「寝る=おっぱい」で、一種の精神安定剤のような役割を果たしていたのかなと思います。
夜中に何度も目が覚めては泣き、おっぱいを続けていたためこちらが疲れてしまい、思い切って断乳をしました、3日間は寝つくまで大変でしたがそれをのりこえたら夜はぐっすり眠るようになりました。
母乳推奨の産院だったため、生まれたときから完全母乳で育ててきました。そのためか、哺乳瓶が大嫌い。粉ミルクも完全拒否に育ってしまっています。分泌過多なのに、詰まりやすかったため、何度も乳腺炎になり、母乳マッサージへ定期的に通っていました。
娘が生後4ヶ月を迎えるころ、私が体調不良で1週間入院をすることに。直母でしかおっぱいを飲んでくれないので、面会時間は娘とずっと一緒。夜間は面倒を見てくれていた私の母が、泣き叫ぶ娘を連れて病院に通う毎日でした。
身体が大きいためか、生まれてすぐは、私のおっぱいを飲んでいましたが量に満足せず、泣いてばかりでしたので、すぐに粉ミルク混合になりました。1歳児には離乳食も始まり、フォローアップミルクを飲んでいました。
今まで飲んでいたミルクと味も少し違うかもしれませんが、嫌がることなく喜んで飲んでいました。コップで温かいミルクを飲む練習もしていました。ヘタでこぼしてばかりでしたが、嬉しそうでした。おっぱいに強いこだわりもなくおしゃぶりが大好きでした。
1歳前まで、授乳は朝起きたときとお昼寝後、夜寝る前の3回でした。離乳食をしっかり食べてくれていたし、夜中も起きずに朝までぐっすり眠るようになっていたので、そろそろ卒乳できそうだと思って、授乳の回数を徐々に減らしていきました。
そして1歳になってから、授乳の代わりに麦茶に切り替えることに。泣いて欲しがるかな、と思っていましたが、予想外にすんなり止めることができました。もともと寝かしつけのために授乳をしていたわけではないので、あまり執着がなかったようです。
食事から栄養が摂れるようになった1歳(生後12ヶ月)の赤ちゃん
生後12ヶ月赤ちゃんのママのアンケートからは、卒乳を間近に考えるママや、赤ちゃんが自然に母乳を離れていく様子がうかがえました。また、食事は上手に食べられるようになっても、眠るときはおっぱいを飲みたいという赤ちゃんもまだまだいるようです。赤ちゃんの授乳期間は長くても数年、焦らず・無理せず毎日を楽しんでくださいね。
ままのてでは、生後1ヶ月から2歳までの授乳に関する体験談を大々的に調査しましたので、ぜひ参考にしてみてください。