妊娠したら高温期はいつまで続くの?妊娠初期症状の微熱の原因は?
妊娠した場合は基礎体温が高温期になりますが、高温期はいつまで続くのでしょうか。今回は、妊娠してからの基礎体温の変化と、その原因についてご紹介します。妊娠初期は高温期による微熱に、つらい思いをしている方も少なくありません。だいたいいつまで続くのかを知っておくと、少しは気持ちが楽になるはずですよ。
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目次
妊娠初期の基礎体温の変化は?
妊娠初期は高温期が続く
妊娠していない女性の基礎体温は、生理初日と排卵日を境に「低温期」と「高温期」にわかれ、このサイクルを一定の周期で繰り返しています。この基礎体温の変化には、ホルモンバランスが影響しており、排卵日から分泌され始める黄体ホルモンによって基礎体温が高くなるのです。
妊娠していない場合は、この黄体ホルモンの分泌がなくなることで生理が始まり、基礎体温が下がります。妊娠している場合は、妊娠継続のために黄体ホルモンの分泌が続くため、妊娠初期にかけて高温期が継続します。では、この高温期はいつまで続くのか見ていきましょう。
基礎体温はいつまで測るの?
妊活中に基礎体温を測る人は多いですが、妊娠してからはいつまで基礎体温を測り続けるべきなのでしょうか。基本的に、妊娠してからは基礎体温を測り続ける必要はありません。ただ、不妊治療などをしており、医師から指示があった場合は、基礎体温を測り続けましょう。
また、次の妊婦健診まで妊娠経過が順調か不安でたまらない、という方も基礎体温をつけ、きちんと高温期が続いていることを確認すれば、精神的に安心できそうです。ただ、妊娠中でも基礎体温が多少下がってしまうことはあります。あまり神経質にとらえすぎてストレスになってしまうようであれば、基礎体温を測るのをやめたほうが良いかもしれません。
妊娠初期の高温期はいつまで続くの?
妊娠13週頃までは高温期が続く
妊娠初期である妊娠13週頃になると、胎盤の形成が進むため機能が安定し、これまで卵巣から分泌されていた妊娠維持ホルモンである黄体ホルモンは、胎盤から分泌されるものへと切り替わります。そのため、この時期までは高温期が続くことが多いようです。
ただ高温期がいつまで続くのかは個人差も大きく、安定期を過ぎても高温期が持続しているケースも少なくありません。なかなか基礎体温が下がらないからといって「いつまで下がらないのだろう」と不安に感じる必要はないですよ。
一時的に基礎体温が下がることも
妊娠初期は高温期が続くものですが、一時的に基礎体温が下がってしまうこともあります。受精卵が着床するときに一度基礎体温が下がる現象は「インプランテーションディップ」と呼ばれ、海外では妊娠の兆候として知られているようです。
この現象は病気や流産とは関係のないものなので、そのまますぐに高温期に戻るようであれば心配いりません。また、睡眠不足やストレスの影響で基礎体温が下がることもあるので、あまり神経質にならないようにしましょう。ただいつまでも高温期に戻らない場合は、一度医師に相談するようにしてください。
妊娠中、さらに基礎体温が上がることも
妊娠初期の高温期で、着床時期にさらに基礎体温が高くなることがあります。これは、黄体ホルモンの分泌が着床時期からさらに増えることが原因と考えられているもので、妊娠に問題はないので安心してください。
基礎体温が高いのは妊娠初期症状?
妊娠初期症状で体温が高くなる理由
妊娠初期症状として、体温が36℃後半から37℃前半ほどまで高くなることがあります。この微熱の原因は高温期が続くことにあると考えられています。体温の変化には個人差が大きいため、中には微熱を感じない方もいますが、微熱がない場合でも妊娠に問題があるのではないかと不安に感じる必要はありません。
妊娠初期の微熱は、高温期の影響ではなく風邪だと誤解してしまいがちです。妊娠の可能性のある場合は、風邪薬を飲む前にまず、妊娠初期症状である可能性を疑うようにしましょう。
妊娠初期症状の他の症状
妊娠初期症状には、微熱の他にもさまざまなものがあります。その他の症状については以下のとおりです。
・生理予定日前の微量の出血:着床出血で、色や量は人それぞれ
・胸の張り:生理前に感じるような胸の張りや痛みが、生理予定日を過ぎてもある場合は妊娠初期症状の可能性あり
・おりものの変化:着床後のホルモンバランスの変化により、おりものの量やにおい、状態に変化が起こることも
・腹痛:とくに下腹部痛を感じることが多い
この他にも、頭痛や肌荒れ、便秘、眠気、腰痛などの妊娠初期症状が現れることもあります。
高温期で体調が悪ければ、身体を休めよう
妊娠初期に続く高温期に、微熱で体調不良となるとつらいものですよね。そんなときには、できるかぎりしっかりと休息をとるようにしましょう。仕事や家事などで、うまく身体を休めることができない場合もあるかもしれませんが、つらいときには無理をせず、周囲の手を借りるようにしてくださいね。