更新日:2017年12月21日

普通の腰痛と陣痛の腰痛の違いは?陣痛の緩和方法は?

初めての出産となると、陣痛にちゃんと気づけるかどうか、不安に感じているママも多いのではないでしょうか。陣痛の兆候には、腰痛もあることを知っていますか。ここでは、普通の腰痛と陣痛から起こる腰痛の違い、陣痛の痛みを軽減する方法について、医師監修の記事で解説します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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陣痛とは?

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陣痛とは、赤ちゃんが子宮→子宮頚部→産道(腟)を通って外の世界へ出る際に起こる、子宮の収縮やそれに伴う痛みのことを言います。陣痛はママの意志でコントロールすることができないこと、規則的に痛みを感じることが特徴です。

陣痛 第1期

陣痛の始まりは、「潜伏期」と「活動期」という状態 があります。

「潜伏期」は初産の場合だと平均約8~10時間続きますが、個人差があります。2~3時間かかる事もあれば、1日かかる事もあります。潜伏期は子宮口を広げるために子宮頚部が薄くなっていくため、子宮の収縮に伴う痛みを感じます。しかし、動けないほどの痛みではないため、前駆陣痛と間違える妊婦さんもいるようです。

陣痛の間隔は5~10分くらいで、陣痛の痛みを感じる時間は30~40秒くらい。子宮口開大は4cm以下となります。

「活動期」は、子宮口開大が4cm~10cmに広がります。陣痛の時間も徐々に長くなり、赤ちゃんが産道のほうへ下降し始めます。主な痛みは、子宮口開大・子宮下部への圧迫・伸展による下腹痛とになります。破水は、この活動期に起こることが多いです。
陣痛の間隔は約3~5分くらい、陣痛の痛みを感じる時間は1分くらい 、子宮口開大は4~10cmになります。

陣痛 第2期

陣痛の第2期は、子宮口が完全に開大してから胎児を娩出するまでの期間です。陣痛は、赤ちゃんが産道(腟)を通る際は、産道が裂けるのではないかと思うほどの痛みを感じます。いきみたいと感じた時にいきみ、赤ちゃんを産道のほうへ押し出します。いきむタイミングは、助産師さんがアドバイスしてくれるので安心してくださいね。

陣痛の間隔は1~2分くらい、陣痛の痛みを感じる時間は90秒くらい、子宮口開大は全開(10cm以上)となります。

陣痛 第3期

第3期は、胎児が母体から出た後、胎盤が排出されるまでの期間を言います。胎盤が出るために、軽い陣痛のような痛みがあります。通常この軽めの陣痛の痛みは数分で終わりますが、陣痛の痛みには個人差があるため、最大30分ほど続くこともあります。

陣痛の兆候は?

本陣痛が始まるまで、妊婦さんの体は変化し続けていきます。これらの症状は「陣痛の前兆」と呼ばれています。

・前駆陣痛(前駆陣痛から本陣痛までの時間には個人差がある)
・おしるし(一般的な陣痛の兆候)
・破水(一般的な陣痛の兆候)
・お腹の張り
・お腹のふくらみが下がる
・胎動が減る
・下痢や便秘になる
・腰痛

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陣痛はいつ来るの?陣痛の見分け方、陣痛の心構えは?

腰痛は陣痛の始まりのサイン!?

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陣痛というと、生理痛のようにお腹が痛くなるイメージがあるかもしれません。もちろん下腹部痛の場合もありますが、陣痛の痛みを腰で感じる方や、腰痛から陣痛が始まるママもいるのです。陣痛=腹痛とは限らないことを覚えておきましょう。妊娠中の症状が人それぞれ異なるように、陣痛の症状も人によってさまざまなのです。

「前駆陣痛」とは、不規則に起きる子宮収縮で起きる下腹部痛や腰痛のことを言います。「偽陣痛」とも言われています。本陣痛の予行演習といってもいいと思います。前駆陣痛は、おしるし、破水のように、よく見られる陣痛の前兆のひとつです。

前駆陣痛から本陣痛までの時間には個人差があります。すぐに本陣痛が始まる人もいれば、1ヶ月後の人もいます。前駆陣痛をまったく感じない人もいます。前駆陣痛は、本陣痛とは違って痛みの間隔が不規則です。時間の経過とともに前駆陣痛は規則的になり、回数が増えてきます。前駆陣痛と本陣痛を見分けるために、陣痛の間隔を意識するようにしましょう。

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前駆陣痛から本陣痛までの期間は?前駆陣痛から出産までの流れ

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前駆陣痛はいつから?特徴は?どんな症状や痛み?

陣痛から起こる腰痛の特徴は?

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陣痛が始まる前には、赤ちゃんはすっぽりと骨盤におさまっている状態になり、骨盤への負担がかなり大きくなります。そのために骨盤周辺の筋肉にも負荷がかかるために腰痛が起きます。

陣痛の腰痛の症状は、一般的に寝返りができないほど痛んだり、痛みが酷いときとそうでないときの波があったり、いきみを感じたりする、などがあげられます。妊娠中はそれほど腰痛に悩んでいなかった方が出産予定日近くに急に腰痛が現れたときは、そろそろ陣痛が始まるかもしれませんね。

陣痛の腰痛の痛みを軽減する方法

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陣痛の症状には個人差があります。実際にどのような陣痛の症状が出るのかは、その時までわかりません。陣痛が始まったからといって、すぐにお産が始まるとも限りません。陣痛の腰痛や陣痛の兆候が少しずつあらわれてきたら、緊張せずに心を穏やかにして、本陣痛が始まるまでリラックスしながら待ちましょう。決して、不安にならないでくださいね。

陣痛の腰痛の痛みを軽減する方法は、下記がおすすめです。陣痛の際には、ぜひ実践してみてください。

・好きなことをして気を紛らわす
・痛みを緩和する呼吸法を試す
・入浴などで体を温める
・マッサージをする
・動ける時は積極的に動く
・楽な姿勢を見つけリラックスする

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陣痛中の激しい胎動は大丈夫?陣痛と胎動の違いは判断できる?陣痛の兆候は?

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陣痛の痛みを緩和する出産法

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陣痛は耐えられないくらい痛い、生理痛の数十倍の痛みが陣痛である、など出産を経験したママから聞いたりすると、自分は陣痛に耐えられるのか不安な気持ちになってしまいますよね。最近は、陣痛の痛みを緩和する出産方法も行われています。

無痛分娩

無痛分娩は、麻酔を使って陣痛の痛みを緩和する出産方法です。本人の希望によりあらかじめ無痛分娩を予定する以外にも、軟産道(子宮頸部、腟、会陰)がかたい、過強陣痛などのトラブルから、普通分娩の途中で切り替えられることもあります。軟産道の抵抗が減るので、赤ちゃんにも余計なストレスがかからないため、産後の回復が早い、というメリットがあります。しかし、上手にいきむことができず、無痛分娩はかん子・吸引分娩になることもあるので注意が必要です。

無痛分娩は北米などでは50%を超える妊婦さんが選択する出産方法ですが、日本では数パーセントと低い割合です。陣痛が痛いのは当たり前、お腹を痛めないで出産するのは出産ではない、などなどいろいろな意見をまだ日本ではよく聞きますが、最終的に決めるのはあなたです。出産中に何かしらのトラブルがある場合、無痛分娩に切り替わることがある可能性もある、と事前に病院からの説明でもある場合もありますので、不明点があればかかりつけの医師に相談してみてくださいね。

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無痛分娩の体験談!分娩の流れやリスクは?本当に痛くない?

ソフロロジー分娩法

無痛分娩とは別に、陣痛の痛みを緩和するための「ソフロロジー分娩」という出産方法があることをご存じですか。ソフロロジー分娩はフランスで始まり、10数年前に日本にも導入された出産法です。まだまだ認知度は低いのですが、お産をポジティブに考えることで、出産に対する不安や恐怖心を軽くしていきます。

妊娠中はイメージトレーニングや複式呼吸の練習で気持ちをゆったりさせたり、体でリラックスすることを覚えるために、エクササイズを重ねたりします。また、赤ちゃんのことを考え、語りかけることも大切です。陣痛を素直に受け入れて赤ちゃんといっしょにお産を乗り越えることを目指す出産方法です。

陣痛のときにリラックスできるように、あぐらの姿勢で両手を下腹部にあてながら、口を閉じて、鼻で息を吸ってゆっくりと息を吐き出す、それがソフロロジーのお産のポイントです。

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ソフロロジー出産とは?音楽や呼吸法で前向きな分娩を

ラズベリーリーフティーもおすすめ

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AMOMA ラズベリーリーフティー
¥1,295〜(2017/12/21 時点)

ラズベリーリーフティを飲むと陣痛が緩和されるといわれています。ラズベリーリーフティーには、子宮や腰回りの筋肉を収縮する効果があるので、分娩時間が短く安産になりやすいという研究もあります。

ラズベリーリーフティーで期待できる4つの効能
・陣痛の緩和が期待される
・分娩時間が短くなる
・分娩時の出血を抑える
・気持ちをリラックスさせてくれる
・母乳の出が良くなる

あくまでハーブティなので必ず効果があるというわけではありません。また、子宮を収縮することによって安産に効果的なのですが、妊娠初期〜妊娠中期にかけては飲まないようにしましょう。目安は妊娠8ヶ月を超えてからといわれています。

販売サイトはこちら

陣痛の腰痛に関する体験談

筆者は38週でお産を迎えましたが、陣痛が始まる前の週から、腰痛の症状が出ました。夜寝るのもつらく、横向きでも寝るのが困難だったことを覚えています。日ごろは腰痛持ちではないため、歩くのも正直つらかったのです。子宮口が37週の時点で1cm開いていたので、早くお産を進めたかったので、時間があれば歩くようにしていました。

その頃は陣痛に対する不安に押しつぶされそうな毎日で、ネット上で陣痛に関する情報を検索していましたね。今思えば、陣痛に不安を感じるのは自然なことだと思いますが、「陣痛」という言葉を過剰にとらえてしまっていたのだと思います。

陣痛の腰痛に悩まれる方へ、筆者のようにネット上で陣痛に関する情報を入手するのではなく、お腹の中にいる赤ちゃんと真正面から向き合い、リラックスした気持ちでお産を迎えていただきたい、と心から思います。

まとめ

陣痛にはさまざまな前兆がありますが、実際に陣痛が始まるまで陣痛に気づくママは少ないかもしれません。実際に本陣痛が始まってから「これが陣痛だったんだ」と気づくママの方が多いのではないでしょうか。

初めてお産を迎えるママは陣痛に不安を感じてしまうと思いますが、好きな音楽を聴いたり、半身浴をしたりして、心身ともにリラックスして、本陣痛が始まるまでゆっくり過ごすように心がけましょう。

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