更新日:2018年11月02日

産後に生理がこない!妊娠の兆候?二人目妊娠希望の場合や、2回目がこないときはどうする?

産後に生理がこなくて心配しているママは多いかもしれません。産後すぐに生理がこないことは正常と言えるので、心配はいりませんよ。しかし、いつまで経っても生理が来ないときや、二人目の妊娠を考えている場合は、生理がこないことにやきもきしてしまうかもしれません。ここでは、産後に生理がこない原因や対処法について解説します。

監修 : ままのて 医師・専門家
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記事の監修

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産婦人科医
杉山 太朗

産後に生理がこないのは普通?

産後すぐに生理がこないのは一般的なことです。生理再開の時期は個人差があるため一概には言えませんが、70%~80%のママは、「産後8ヶ月頃まで」には生理が再開するといわれています。また、生理の再開時期は授乳が関係しているといわれており、ミルク育児のママは産後2~5ヶ月の時期に生理が再開するケースが多いようです。反対に、完全母乳で赤ちゃんを育てているママの中には、産後1年以上生理がこなかったという人も少なくありません。

生理がこないあいだは、排卵していないと考える人がいるかもしれませんが、生理が再開しないまま二人目を妊娠することもあります。これは、排卵が始まってから生理がくるまでのあいだの性行為によって妊娠することがあるためです。そのため、妊娠を望んでいない場合はしっかり避妊することが大切です。

産後に生理がこない原因は?

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排卵は、脳下垂体という部分から分泌される卵胞を刺激するホルモンによっておこります。そして排卵した卵胞からは、子宮内膜を厚くし、受精卵を着床しやすくするホルモンが分泌されます。卵子が受精しなければ、子宮内膜が自然に剥がれ落ちて排出されるのです。これが生理の仕組みです。

産後は母乳分泌を促すホルモンが活発になり、その影響によって卵胞を刺激するホルモンの分泌は少なくなります。また母乳分泌を促すホルモンは、授乳によってより活発になるため、授乳をしているうちは卵胞を刺激するホルモンがほとんど分泌されず、排卵がおこりません。したがって、生理もおこらなくなります。

また、40~50歳頃の更年期に入ると、卵胞から分泌されるエストロゲンというホルモンの量が低下します。産後に更年期に差し掛かることで、なかなか生理がこなくなることがあります。この場合は、婦人科で検査を受けてエストロゲンの分泌について調べることで、更年期によるものかどうかわかるでしょう。

産後に生理がこないのは妊娠の兆候?

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産後に生理がこないまま妊娠することは、少なくありません。妊娠の可能性がある場合は、妊娠の兆候がないかセルフチェックをすることが大切です。次のような症状がある場合は、妊娠検査薬を試してみても良いかもしれません。

・ささいなことでイライラする
・便秘や下痢などによる下腹部痛
・おりものが変化した
・吐き気がある
・乳房が張る

他にもさまざまな自覚症状が現れる場合がありますが、人によっては特に症状を感じないこともあり、妊娠初期症状には個人差があります。また、これらの症状が現れていても妊娠しているとは限りません。イライラは育児によるものかもしれませんし、便秘や下痢は食事や冷えなど、妊娠以外にも原因があることが考えられます。そのため、過度な期待はせずに妊娠検査薬を試してみましょう。

産後2回目・3回目の生理がこないときは?

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生理再開後、2回目・3回目以降の生理がこなくなることがあります。これは、やめていた授乳を再開したことや、授乳をしたりしなかったりすることが原因でおこると考えられます。また、授乳以外の原因として、生理周期が通常よりも長すぎたり短すぎたりする「生理不順」になっている可能性があげられます。生理不順のリスク要因としては、ストレスや偏食、身体の冷えなどがあります。

もし、生理不順が長期的に続いたり、不正出血や性器のかゆみ、腫れなどの症状が現れたりした場合には、一度病院を受診しましょう。性感染症や女性特有の病気の可能性があります。

産後2年たっても生理がこない!病院へ行くべき?

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気になる場合は病院へ

産後1~2年が経っていても、授乳をしているあいだは生理がこない可能性があります。明確な基準はありませんが、授乳をやめているのに生理がきていないことが気になる場合は、一度婦人科や産婦人科を受診することを検討したほうが良いかもしれません。ストレスなどが原因で、ホルモンバランスが崩れてしまっている可能性があります。

心配な場合は検査を受け、病気が見つかった場合は医師の判断に従って適切な治療を受けましょう。特に病気が見つからない場合は日々の生活を見直し、生活習慣の改善やストレス解消の方法を検討してみてはいかがでしょうか。

高プロラクチン血症の場合も

生理がこなくなる病気のひとつに、高プロラクチン血症があります。高プロラクチン血症は、母乳の分泌を促すプロラクチンの分泌が異常に多くなる病気です。この状態では、授乳をやめていてもプロラクチンが多量に分泌されているため、排卵がおこらず、生理もこなくなります。

原因は、脳の下垂体の障害や視床下部と呼ばれる部分の障害、甲状腺機能低下症、薬の副作用などです。薬の副作用によっておこっている場合は、その原因となる薬を中止するか、高プロラクチン血症がおこらない薬剤に変更します。

産後に生理がこないときの対処法は?

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産後に生理がこない場合、次の妊娠を望んでいなければ、生理がくるまで気長に待つのもひとつの手段です。もちろん、高プロラクチン血症がないか、他になんらかの病気が隠れていないか調べることが前提となります。次の妊娠を望んでいる場合には、どう対処すれば良いのでしょうか。

授乳を控える

授乳を控えることで、排卵に必要なホルモンが分泌されやすくなります。離乳食だけで栄養を摂ることができるようになった場合には、断乳するのもひとつの手段です。ただ、断乳は搾乳の手間がかかったり、断乳によって乳腺炎がおこったりすることもあります。そのときの状況を見て、授乳を控えることができそうな場合には検討しましょう。

栄養バランスの良い食事をとる

糖質や脂質、ビタミンやミネラル、食物繊維など栄養バランスが良い食事を心がけましょう。1日2食や1食にして、1回の食事量を多くする生活は、体調やホルモンバランスを崩す原因になります。育児に追われて、栄養バランスを十分に考えられないママもいるかもしれませんが、作り置きおかずやスーパーの総菜などをうまく利用して、できるだけバランスの良い食事を心がけたいですね。

睡眠をこまめにとる

十分な睡眠をとるとストレス解消につながるため、ホルモンバランスが整いやすくなります。しかし、育児に追われているママは十分に睡眠をとれないこともあるのではないでしょうか。まとまった睡眠をとれない場合には、こまめに仮眠をとることをおすすめします。まったく寝ないよりも、少しでも寝たほうがストレスを発散できます。

また、仮眠の質を高めることも大切です。睡眠は、浅い睡眠と深い睡眠をくり返しており、1サイクルは2時間とされています。そのため、2時間の仮眠であれば睡眠が浅いときに目覚めるため、寝起きが比較的良いといわれています。

身体を冷やさない

身体の冷えも生理不順の原因のひとつとして考えられています。シャワーではなく、お湯をためて半身浴をしたり、ストレッチ・ウォーキングといった適度な運動を取り入れたりして身体を温めるようにしましょう。

産後の生理再開に関する体験談

Comment iconミルクと母乳、混合育児の生理再開時期

ミルクと母乳の混合授乳をしていましたが、生理の再開は産後からちょうど5ヶ月後でした。先輩ママたちから「産後1年は生理がこない」と聞いていたので、個人的に想定以上に早く再開したという印象でした。先輩ママたちは、完全母乳育児だったのかもしれません。

産後に生理がこない場合は生活を見直そう

産後に生理がこなくて悩んでいるママは、一度授乳を控えてみることをおすすめします。明確な基準はありませんが、目安として産後1年が経っても生理がこない場合は、病院を受診したほうが良いかもしれません。生理がおこりやすくなるように、ストレス解消や十分な睡眠、適度な運動、栄養バランスの良い食事などを心がけましょう。

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