妊娠後期の下痢の原因を知って正しい対策をしよう

妊娠後期に下痢や便秘の症状に悩む妊婦さんは多いようです。お腹も急激にふくらみ始め、身体も心も変化が続く妊娠後期。何日も下痢が続くと、下痢が原因で流産しないかなんてことも不安になるかもしれません。今回は、妊娠後期の下痢の原因と対策について解説します。

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目次

  1. 妊娠後期の下痢、流産の原因になりませんか?
  2. 原因その1 腸の圧迫による下痢
  3. 原因その2 弱った胃腸による下痢
  4. 原因その3 冷えによる下痢
  5. 原因その4 食べすぎによる下痢
  6. 原因その5 飲みすぎによる下痢
  7. 原因その5 自律神経の乱れによる下痢
  8. 原因その6 鉄剤の副作用による下痢
  9. こんな下痢には注意して
  10. 臨月の下痢は出産間近のサインかも
  11. まとめ
  12. あわせて読みたい

妊娠後期の下痢、流産の原因になりませんか?

妊娠後期に下痢の症状に悩む人はとても多いものです。腹痛を伴う下痢だと余計に赤ちゃんの状態が気になってしまいますよね。下痢が長引くと流産の原因にならないか不安になることもあるでしょう。

結果からお話しすると、妊娠後期の下痢が流産の原因になることはほぼないといわれています。妊娠初期であれば、下痢が続くと腸の蠕動に伴って子宮も収縮することがあり、ひどい下痢の場合は多少の注意が必要といわれていますが、妊娠後期に下痢が原因で流産になることは少ないようです。さほど気にしなくても赤ちゃんに問題はありません。

しかしそうはいっても赤ちゃんに近いデリケートな場所ですから気になってしまうものだし、当然改善したい不快なものですよね。では、実際にどんな原因が妊娠後期の下痢には潜んでいるのか、原因を探っていきましょう。

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原因その1 腸の圧迫による下痢

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妊娠後期の妊婦さんの腹部の大部分を子宮が占め、他の臓器は位置や形が変わってきています。

このように妊娠後期には当然ながら子宮が大きくふくらんでくるため、通常あるべきところに内臓がいられなくなります。特に子宮と隣りあわせの腸はとても圧迫され、正常な働きが十分にできなくなってしまいます。

お腹が大きくなってくると、何を食べても上の方に食べ物があるなぁと感じることがあるかもしれません。また腸が圧迫されて消化が上手にできなくなり、下痢になってしまうこともあります。逆に、子宮に腸が圧迫されて便がうまく通過できず、便秘になることもあります。

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原因その2 弱った胃腸による下痢

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その1の続きにもなりますが、胃腸が弱ってきたための下痢も考えられます。妊婦さんはここ数ヶ月、つわりや息切れ、動機に過激な運動の制限など、身体を休めることが前より増えて体力も低下しています。もちろん急激な身体の変化が起きたことで身体の負担も計り知れません。

身体の負担は胃腸の機能も低下させます。食の好みも変わって「これが食べたい」と思う物もでてくるかもしれません。ただ、妊娠前より消化がよく身体に良いものを摂ることを心がけてくださいね。

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原因その3 冷えによる下痢

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妊婦さんは普通の人より冷えやすいもの。特に妊娠後期は子宮の圧迫や十分な運動ができずに血行不良になりやすく、下痢の原因になることがあります。冷えは女性の敵と言いますが、妊娠中はとにかく身体を温めることに専念してください。冷えた身体は下痢だけでなく、難産の原因にもなってしまいます。これは冬だけでなく夏の妊婦さんも気を付けて欲しいことです。

皆さん気を付けていることでしょうが、今一度振り返ってみてください。身体を温める食事メニューを考えたり、できる範囲で運動をする、ゆっくり湯船につかったり、腹巻や靴下など衣類にも気を付ける。この先どんどんお腹は大きくなって血行も悪くなっていきます。今から冷え対策をしっかりしておきましょう。

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原因その4 食べすぎによる下痢

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つわりが終わり、食欲が出てくると、待ちわびた楽しいマタニティライフの始まりです。出産前の今しかできないことをやっておきたいからとおいしいものを食べすぎになりがちです。自覚はないまま食べすぎから下痢に悩む人もいるようです。妊娠後期は体力が低下し胃腸も弱っている上に消化器官は子宮に圧迫されています。

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筆者の体験談

筆者も長男の妊娠後期にシュークリームにはまり、食べ比べと称して買い込んで1日中食べたせいで、翌日胃痛と下痢に苦しんだ情けない過去があります。これは極端ですが、妊婦さんにありがちなマクドナルドのポテトにはまり、3食食べて下痢になった友人も知っています。皆さんも、あまりはめを外しすぎないほうが良いですね。

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原因その5 飲みすぎによる下痢

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食べすぎもそうですが、飲みすぎにも注意してください。水分の摂りすぎで下痢になる人もよくいます。水分を摂りすぎて便が緩くなることと、冷たいものを飲みすぎてお腹が緩くなることの両方が考えられますね。

特に妊娠後期には胃腸や喉の不快感から炭酸飲料を好む人の話もよく聞きます。冷たくて喉越しの良いものを求めてしまう気持ちはよくわかりますが、できれば温かい飲み物を選びましょう。それができないときは、氷を入れない、常温で飲むなど、少しでも身体を冷やさない気持ちを忘れないでいたいものです。

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原因その5 自律神経の乱れによる下痢

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ホルモンバランスの崩れにより、自律神経の乱れも生じます。そのために上手に便意をコントロールできなくなり下痢になってしまうこともあります。

自律神経には「交感神経」「副交感神経」の2つがあります。このどちらかが過剰に活発になってしまうことで、下痢または便秘になってしまうのです。交感神経の過剰な興奮によって便秘になりやすく、副交感神経の過剰な興奮によって下痢になりやすくなります。

ホルモンバランスが崩れてしまうのは仕方のないことです。ママたちにできるのは、できるだけストレスのないような生活を心がけていくことです。

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原因その6 鉄剤の副作用による下痢

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貧血気味で鉄剤を処方してもらっている妊婦さんはとても多いものです。普段から貧血がある人はもちろん、そうでない人も妊娠後期には鉄分不足になる人がたくさんいます。その薬の副作用に胃腸障害があり、下痢、便秘、吐き気に悩むことが多くあります。

あまりに症状がひどいようなら医師に相談することをおすすめします。また、すべてを補うことはなかなか大変ですが、普段の生活で少しでも鉄分を多く摂れるような食事を心がけてくださいね。サプリメントの摂取も効果的です。

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こんな下痢には注意して

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下痢だけの症状なら、赤ちゃんについてはさほど気にしなくても大丈夫です。しかし、吐き気を伴うなど下痢以外の症状もあるときは、急性胃腸炎など何か感染症の疑いを持って一度病院を受診することをおすすめします。

抵抗力の弱まっている妊娠後期には、普段ならうつらないような状況でもウイルスや細菌に感染して悪化してしまうことがあります。筆者も下の子の妊娠後期に上の子の幼稚園で流行っていたインフルエンザとロタウイルスに感染し、親子で苦しんだことがあります。いつもよりも身体が弱っていることのを頭に置いておくことは大事なことです。

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臨月の下痢は出産間近のサインかも

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さて、妊娠後期の下痢についていろいろと原因を探ってきましたが、最後に臨月の下痢についても考えていきましょう。

臨月の下痢は、出産が近いサインでもあります。妊娠中は、流産を防ぐためにプロゲステロンという女性ホルモンが分泌されているのですが、そろそろ出産しても良いかなという時期になると、急に減少します。これが下痢の原因になるのです。お腹の中をきれいにすることは、出産にむけて身体が起こす反応です。

もちろん、出産の兆候は下痢だけではありませんが、ひとつの目安として覚えておくと良いですね。それまで便秘気味だったのに、最近お腹が緩くなってきた…そう思ったら、もうすぐ赤ちゃんに会えるかもしれません。

下痢だけの症状なら、赤ちゃんについてはさほど気にしなくても大丈夫です。しかし、吐き気を伴うなど下痢以外の症状もあるときは、急性胃腸炎など何か感染症の疑いを持って一度病院を受診することをおすすめします。

抵抗力の弱まっている妊娠後期には、普段ならうつらないような状況でもウイルスや細菌に感染して悪化してしまうことがあります。筆者も下の子の妊娠後期に上の子の幼稚園で流行っていたインフルエンザとロタウイルスに感染し、親子で苦しんだことがあります。いつもよりも身体が弱っているんだというのを頭に置いておくことは大事なことです。

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まとめ

妊娠後期はいろいろな理由で下痢になりやすい状態です。その反対に便秘になりやすい人もいて、普段の体質によって変わってくるようです。薬にも安易に頼れない時期ですから、ママたちにできることは健康な生活を心がけることが一番です。身体の自由も減ってきてつらい時期ですが、少しでも快適に過ごせる工夫をしていきましょう。

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