【超簡単】離乳食のピーマンの皮むき・冷凍術!時期別レシピや苦味のとり方も紹介

ピーマンは栄養価が高く、離乳食へ積極的に取り入れたい食材のひとつですが、苦みや皮の処理などが気になるママも多いことでしょう。今回は、ピーマンの皮むきや加熱などの下ごしらえ法や苦みを抑えるコツを伝授します。赤ちゃんの離乳食の進み具合や月齢に応じたピーマンの離乳食レシピも参考にしてくださいね。

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目次

  1. 離乳食のピーマンはいつから食べられる?
  2. ピーマンの下ごしらえ!簡単に皮むきするコツ
  3. 離乳食のピーマンの苦みを抑えるポイント
  4. 離乳食のピーマンを冷凍保存する方法
  5. 離乳食中期(生後7ヶ月・8ヶ月頃)のピーマンレシピ
  6. 離乳食後期(生後9〜11ヶ月頃)〜完了期(1歳〜1歳半頃)のピーマンレシピ
  7. いろいろな食材との組み合わせを楽しもう
  8. あわせて読みたい

ビタミンA、C、Eなどが豊富なピーマンは、赤ちゃんの離乳食に取り入れたい野菜です。しかし苦みがあり赤ちゃんにとって食べにくい野菜でもあるので、下ごしらえやレシピをチェックしてピーマンのおいしさを教えてあげましょう。

離乳食のピーマンはいつから食べられる?

ピーマンは苦みや食感に独特のくせがあるため、敬遠する子どもも少なくありません。しかし、ピーマンには風邪の予防になるビタミンCや免疫力をつけるβカロテンなどがたくさん含まれており、まさに栄養素の宝庫といえる野菜です。赤ちゃんの離乳食で取り入れたい野菜のひとつといえるでしょう。

進め方の目安

ピーマンを与える時期は、離乳食中期(モグモグ期)以降がおすすめです。厚い皮に包まれているため、しっかりと下ごしらえをしてからあげるようにします。

ピーマンの苦みや食感に慣れず赤ちゃんが口にするのを拒否する場合は、似たような食感で比較的甘みのあるパプリカから慣らしてみる方法があります。また、日を空けて、別の日に仕切り直す方法を取るのも良いでしょう。

時期
かたさ・大きさ
初期 (5・6ヶ月頃) ×離乳食初期にはおすすめしません。与えないようにしましょう。
中期 (7・8ヶ月頃) ○食感や苦みに慣れない場合があるため、赤ちゃんの様子を見ながら徐々に与えるようにします。 種とわたを取り除き、舌でつぶせるくらいのかたさになるまでゆでて皮をむき、2~3mm角程度のみじん切りにする。
後期 (9~11ヶ月頃) ◯種とわたを取り除き、指でつぶせるくらいのかたさにゆでて皮をむき、5㎜角程度のみじん切りにする。
完了期 (1歳〜1歳半頃) ◯種とわたを取り除き、歯ぐきで噛めるくらいのかたさにゆでて、食べやすい大きさに切る。

ピーマンはアレルギーの原因になる?

ピーマンは、消費者庁によるアレルギーになりやすいとされる食品には含まれていません。しかし、なかにはピーマンに含まれる物質により、口腔アレルギー症候群にかかる場合がみられます。赤ちゃんにはじめてピーマンを与える際には、特に口まわりを中心に反応が出ていないかを確認しながら少量ずつ進めるようにしましょう。

ピーマンの下ごしらえ!簡単に皮むきするコツ

ピーマンは薄皮でおおわれている野菜です。まだ歯の生えそろっていない赤ちゃんにとってはかみ砕くことが難しく、上手に飲みこむことができません。ピーマンを離乳食として使う際には、下ごしらえの一環として事前に皮むきをしてあげましょう。

皮むきはいつまで必要?

ピーマンの皮は、赤ちゃんにとってかみ切りにくい部位です。誤嚥(ごえん)を防ぐためにも、少なくとも離乳食中期(モグモグ期)の間はむいてあげると安心です。離乳食後期(カミカミ期)に入った際には、少しずつ薄皮を残した状態のピーマンを与えてみましょう。慣れてきたら赤ちゃんのペースで分量を徐々に増やすようにします。

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電子レンジを使った皮むき方法

ピーマンはやわらかいので、にんじんなどの根菜ようにピーラーでの皮むきは難しいですよね。ピーマンは、加熱してから皮をむく方法がおすすめです。電子レンジを使うと、離乳食用に使う分だけを簡単に加熱できますよ。

1.ピーマンのヘタと種を取る
2.半分に縦切りしたピーマンを個別にラップへ包み、2つを同時に電子レンジで30秒加熱をする
3.加熱の具合を見たうえで、さらに30秒加熱をする(それでも足りなければ30秒ずつ加熱を追加する)
4.加熱後のピーマンを冷水(氷を浮かせた水)に入れ、ひたす
5.皮がめくれてきたピーマンを取り出し、手で皮をむく

鍋を使った皮むき方法

ピーマンは鍋でゆでる方法でも皮をむくことができます。

1.ピーマンのヘタと種を取る
2.鍋に湯を沸かしておく
3.4等分したピーマンを鍋に入れ、加熱する。ゆで時間は10分程度
4.加熱後のピーマンを冷水(氷を浮かせた水)に入れ、ひたす
5.皮がめくれてきたピーマンを取り出し、手で皮をむく

離乳食のピーマンの苦みを抑えるポイント

独特の苦みをもつピーマンを赤ちゃんに抵抗なく食べてもらうには、できるだけ苦みを抑えるためのひと手間を加えておくと安心です。

切り方を工夫する

ピーマンは切り方を工夫することで苦みを抑えることが可能です。ピーマンの繊維は縦にすじのように入っているため、繊維に沿って縦に切ることでピーマンの苦みを抑えることができます。

苦みを抑える食材と合わせる

ピーマンは他の食材とあわせて使うと苦みが気にならなくなることもあります。特にしらすは栄養価も高くピーマンとの相性が良い食材です。しらすとピーマンは大人のメニューとしてもぴったりの組み合わせになるため、多めに下ごしらえをすると親子でピーマンを楽しむことができますね。

離乳食のピーマンを冷凍保存する方法

ピーマンは生のままで冷凍保存をすることが可能です。まとめ買いをして時間がある際に下ごしらえをしておけば、調理の時間を短縮することができます。使いたいときにすぐに活用できるよう、冷凍でストックしておきましょう。

冷凍に適した形状

ピーマンを冷凍する際には、まず離乳食の時期に合わせた大きさにしましょう。月齢に合わせ、すりつぶしてペースト状にする方法や刻む方法があります。かたさや大きさは先に述べた表を参考にしてくださいね。

おすすめの冷凍方法

下ごしらえが済んだピーマンを冷凍する際には、1食分ずつ小分けして保存すると使いやすくなります。手順は製氷皿に1食分ずつ小分けにする方法や、ラップに挟んで板状に広げ1食分の量に切れ目をつける方法などがあります。

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離乳食中期(生後7ヶ月・8ヶ月頃)のピーマンレシピ

ピーマンは離乳食中期(モグモグ期)から始める食材です。ピーマンの苦味に慣れることができるよう、苦味を抑えられるレシピを紹介します。

※以下、この記事のレシピでは600Wの電子レンジを使用した場合の加熱時間を記載しています。

ササミ入り常備菜

材料
・ピーマン 1個
・ささみ 1本

作り方
1.皮をむいたピーマンを細かく刻み、鍋に沸かした熱湯で2~3分ゆでてやわらかくする
2.ささみ1本のスジを取り、鍋に沸かした熱湯でゆでて中まで火を通す
3.ささみのあら熱をとったら、細かく刻んだりつぶしたりと赤ちゃんが食べやすいようにくだく
4.1と3を混ぜ合わせる

レシピポイント

ピーマンの苦みが気になる場合は、熱湯でしっかりとやわらかくなるまでゆでると良いでしょう。ピーマンとささみの味を教えてあげるためにも基本的に味付けは必要ありませんが、食べにくそうな場合はとろみを付けたり、野菜スープを合わせてあげたりしても良いですね。

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ピーマンとツナのとろとろ煮

材料
・ピーマン 1個
・にんじん 30g
・大根 30g
・絹ごし豆腐 30g
・ツナ(ノンオイル) 2分の1缶
・だし汁 1カップ

作り方
1.皮をむいたピーマン、にんじんをやわらかくゆで、粗みじん切りにする
2.鍋にだし汁とピーマン、にんじんを入れ、ひと煮立ちさせる
3.ツナ、豆腐を入れて混ぜ、とろみをつける

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ピーマンのラタトゥイユ風

材料
・ピーマン 1個
・トマト 中サイズ1個
・なす 2分の1
・玉ねぎ 4分の1

作り方
1.トマトは湯むきをし、ペースト状にする
2.皮をむいたピーマン、玉ねぎ、なすをやわらかくゆで、粗みじん切りにする(ゆで汁はとっておく)
3.鍋にトマト、ピーマン、玉ねぎ、なす、ゆで汁を大さじ1加え、5分ほどゆでる
4.とろみを加えてできあがり

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離乳食後期(生後9〜11ヶ月頃)〜完了期(1歳〜1歳半頃)のピーマンレシピ

みじん切りが食べられうようになる離乳食後期(カミカミ期)〜完了期(パクパク期)は、食感を楽しめるレシピを紹介します。

ピーマンオムレツ

材料
・卵(全卵) 1個
・ピーマン 1/2個
・にんじん 20g
・砂糖 少量
・塩 少量

作り方
1.みじん切りにしたピーマンとにんじんを耐熱容器に入れ、電子レンジで1分ほど加熱してあら熱を取っておく
2.ボウルに卵1個を割り、きめ細かくなるまで溶きほぐす
3.2に1と砂糖、塩を入れて、よく混ぜ合わせる
4.熱したフライパンに油をしき、中までしっかり火が通るよう弱火で卵を焼く

レシピポイント

卵のあげる量の目安は、離乳食後期(カミカミ期)で全卵1/2個、離乳食完了期(パクパク期)で全卵1/2~2/3程度です。全卵1個を使用した場合は大人と取り分けて、赤ちゃんに適した量を与えるようにしましょう。

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ピーマンとしらすの中華風炒め

材料
・ピーマン 1個
・しらす 30g
・絹ごし豆腐 100g
・塩 少々

作り方
1.ピーマンを粗みじん切りにする
2.豆腐を水切りし、1センチ角に切る
2.しらすに熱湯をかけ、塩気を取り除く
3.小さじ1のごま油を熱し、ピーマンをやわらかくなるまで炒める
4.しらす、豆腐を加え炒め、塩で味つけをする

ピーマン肉詰めのスープ煮

材料
・ピーマン 2個
・鶏ひき肉(むね) 60g
・にんじん 10g
・キャベツ 30g
・にんじん 30g
・片栗粉 少量
・顆粒コンソメ(赤ちゃん用) 少々

作り方
1.鶏ひき肉に刻んだにんじんと片栗粉を加えてよく混ぜ合わせておく
2.ピーマンを縦半分に切り、中の種を取り除いてきれいに洗う
3.2に1を詰めて軽く片栗粉をまぶす
4.熱したフライパンに油をしき、3の中まで火が通るように両面を焼く
5.別の鍋にお湯を沸かしてキャベツやにんじんをゆで、顆粒コンソメで味を調える
6.5に4で焼いたピーマンの肉詰めを入れて、ひと煮たちさせる

レシピポイント

ピーマンの肉詰めは赤ちゃんにとって大きすぎることがほとんどなので、誤嚥を防ぐためにもお椀に盛る前に食べやすい大きさにカットしてあげましょう。取り分けレシピとしてもおすすめです。

ピーマン入りれんこんおやき

材料
・ピーマン 1個
・にんじん 30g
・れんこん 100g
・小麦粉 大さじ1
・塩 少々
・しょうゆ 少々

作り方
1.ピーマン、にんじんをやわらかくゆで、粗みじん切りにする
2.れんこんをすりおろし、小麦粉を加えて混ぜる
2.生地にピーマンとにんじんを加え、混ぜる
3.フライパンに少量の油を加え、スプーンで生地をすくいとり、落としてのばす
4.片面を焼いたらひっくり返して焼き、両面に火が通ったら塩としょうゆで味付けをする

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いろいろな食材との組み合わせを楽しもう

ピーマンはさまざまな野菜や魚、肉などと組み合わせることで、独特の食感や苦みが気にならなくなりおいしく食べることができます。まずは作るがわの大人がピーマンに対する抵抗感を持たず、積極的にメニューへ取り入れていくことが重要なポイントです。親子ともにピーマンを好きになり、楽しむことができれば良いですね。

※この記事は2019年9月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。

離乳食の食物アレルギー!症状や注意したい食材一覧!反応が出たらどうする?
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