【体験談】離乳食初期のおすすめ野菜!進め方&あげ方の順番!スープ&ペーストの作り方を解説

これまで母乳とミルクが主な栄養源だった赤ちゃんにとって、さまざまな色やにおい、食感を持つ野菜は抵抗を感じやすい食材です。手間暇かけて離乳食を作っても食べてくれずに落ち込むママもいるかもしれません。ここでは離乳食初期(ゴックン期)におすすめの野菜やあげる順番、簡単で栄養たっぷりの野菜スープとペーストのレシピを紹介します。

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この記事の監修

南城 智子
管理栄養士
南城 智子

目次

  1. 【一覧】離乳食初期のおすすめ野菜13種類
  2. 【体験談】初めて食べさせた野菜は?
  3. 離乳食初期の野菜の進め方&あげ方の順番は?
  4. 火の通りやすい葉物ものから
  5. 離乳食初期の野菜の量は?
  6. 離乳食初期にはNGの野菜
  7. 赤ちゃんに野菜をおいしく食べてもらうためのコツは?野菜を食べないときはどうする?
  8. 【簡単】野菜スープ(だし)・ペーストの作り方と保存方法は?
  9. 離乳食期は慣らし期間。野菜のおいしさを少しずつ知ってもらおう
  10. あわせて読みたい

【一覧】離乳食初期のおすすめ野菜13種類

離乳食初期(ゴックン期)の食事は、栄養補給というよりもミルクや母乳以外の味に慣れさせるための準備期間だと考えましょう。まだ調味料で味付けはせず、まずは野菜そのもののおいしさを感じてもらうことが大切です。離乳食初期から与えられるおすすめの野菜を紹介します。

野菜の種類
形状
にんじん・玉ねぎやわらかくなるまで加熱し、すりつぶす・裏ごしする・すりおろすなどしてペースト状にしましょう。
大根・かぶやわらかくなるまで加熱し、すりつぶす・裏ごしする・すりおろすなどしてペースト状にしましょう。葉は中期以降に与えることができます。
さつまいも・かぼちゃやわらかくなるまで加熱し、すりつぶす・裏ごしする・すりおろすなどしてペースト状にしましょう。かたい場合は水分を加えて調整してください。
白菜・キャベツ・ほうれん草・小松菜葉先のみ使います。やわらかくなるまで加熱し、すりつぶす・裏ごしするなどしてペースト状にしましょう。ブレンダーを使うと簡単です。だしなどでのばしとろみをつけると食べやすいです。
モロヘイヤ葉先のみ使います。やわらかくなるまで加熱し、すりつぶす・裏ごしするなどしてペースト状にしましょう。種に毒があるため、家庭菜園などで収穫したものを与えるときは注意してください。
トマト種と皮は取り除きます。加熱してすりつぶす・裏ごしするなどしてしてペースト状にしましょう。慣れてきたら裏ごしせずにすりつぶし、どろどろのピューレ状にして与えましょう。
ブロッコリー茎から外し穂先の花蕾(からい)のみ使います。やわらかくなるまで加熱し、すりつぶす・裏ごしするなどしてペースト状にしましょう。かたい場合は水分を加えて調整してください。

【体験談】初めて食べさせた野菜は?

実際にママたちが赤ちゃんに初めて与えた野菜について聞いてみました。初めて与える野菜を選ぶ基準はさまざまですが「食べやすい」「調理が簡単」「甘みがある」などが決め手となったと答えたママが多ようです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

ほうれん草

あげた時期:生後5ヶ月頃
その野菜を選んだ理由:葉の部分がやわらかくてすりつぶしやすかったから。

にんじん

あげた時期:生後5ヶ月7日(離乳食開始7日目)
その野菜を選んだ理由:甘みがあるので赤ちゃんも食べやすいだろうと思いました。お米と一緒に炊飯器に入れ、やわらかく蒸してからブレンダーですりつぶしました。

かぼちゃ

あげた時期:生後5ヶ月20日
その野菜を選んだ理由:甘みもありペーストにもしやすかったので。完食したものの、こぼれたペーストが襟元についてしまい色が落ちませんでした。スタイやタオルは必須です。

さつまいも

あげた時期:生後5ヶ月24日
その野菜を選んだ理由:甘そうだから。10g完食しました。

離乳食初期の野菜の進め方&あげ方の順番は?

離乳食初期(ゴックン期)から与えられる野菜は何種類もありますが、それらのうち与える順番には明確な決まりはありません。赤ちゃんが離乳食に対して苦手意識を持たないよう、初めのうちは食べやすい甘みがある食材やくせのない淡白な食材などから進めると良いでしょう。

もちろん赤ちゃんの好みや体調、そのときに冷蔵庫にある食材との兼ね合いもあるので必ずこの進め方でなければいけないというわけではありません。無理のない範囲で参考にして、食べられる野菜の種類を増やしていきましょう。

甘みのあるものから

甘みのある野菜は、まだ離乳食に慣れていないゴックン期の赤ちゃんでも食べやすいといえるでしょう。

野菜の種類
特徴
さつまいも食物繊維・ビタミンCが豊富です。皮の色が均一で斑点がなく、ずっしりと重みがあるものがおすすめです。
にんじんβ-カロテンが豊富に含まれています。赤みが強く茎の切り口が黒ずんでいないものを選びましょう。
かぼちゃβ-カロテン・ビタミンC・ビタミンE・食物繊維が豊富です。持ったときに重みがあり、身の部分が肉厚で切り口の色が濃いものがおすすめです。
玉ねぎ血液をサラサラにする硫化アリルとカリウムが含まれています。表面の皮が乾燥していて艶があり、芽が出ていなくて重みがあるものを選びましょう。
とうもろこし米や麦と同じ世界三大穀物のひとつです。糖質が多く、ビタミンB群やビタミンE、カリウムなども含まれています。粒が先までついていて重みがあるものを選びましょう。

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味が淡白なものから

くせがなく淡泊な味わいの野菜は、赤ちゃんが抵抗なく食べてくれることが多いですよ。

野菜の種類
特徴
かぶビタミンCやアミラーゼを豊富に含んでいます。見た目や栄養素は大根と似ていますが、かぶは辛み成分がなく火が通りやすいのでより便利に使えます。
白菜食物繊維とビタミンCが豊富です。豚肉に含まれるビタミンB1とあわせて摂ると疲労回復効果も期待できます。みずみずしくずっしりと重いものを選びましょう。
大根ビタミンCが豊富です。表面がなめらかで艶があり、ひげ根の毛穴が浅いものがおすすめです。

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火の通りやすい葉物ものから

火の通りやすい葉物野菜は、下ごしらえがしやすく食べさせやすいのが特徴です。まずはやわらかい葉先の部分を離乳食の材料として取り入れてみましょう。

野菜の種類
特徴
ほうれん草鉄分、葉酸、β̠-カロテンなどが含まれる栄養豊富な野菜です。葉が肉厚で色が濃く、根元が赤っぽいものを選びましょう。
小松菜鉄分、カルシウム、β-カロテンなど赤ちゃんの発育に必要な栄養素が多く含まれています。葉が濃い緑色で、先までピンと張りのあるみずみずしいものを選びましょう。
キャベツ食物繊維やビタミンC、キャベツ特有のビタミンU(キャベジン)が豊富に含まれています。春キャベツは葉の巻が緩く、冬キャベツは葉の巻がかたいものがおすすめです。
モロヘイヤカルシウムやβ-カロテンの含有量はトップクラスで、野菜の王様とも呼ばれています。独特のぬめり成分はペクチンによるものです。
レタス90%以上が水分で構成されているみずみずしい野菜です。ビタミンC、ビタミンK、食物繊維が豊富です。芯は白く10円玉くらいの大きさ、葉がふんわりと丸い形のものを選びましょう。

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アクやクセのある野菜は少しあとから

アクやクセのある野菜は、赤ちゃんが味に違和感を持って嫌がる可能性があります。食べやすい野菜からスタートして、ステップアップするのがおすすめです。

野菜の種類
特徴
トマトビタミンCやリコピンなどが豊富に含まれています。皮と種は消化に負担がかかるので取り除きます。酸味が強く、味覚が鋭い赤ちゃんは苦手に感じることもあるようです。
きゅうり水分が多く、カリウムを豊富に含みます。皮と種は消化が悪いので、離乳食初期(ゴックン期)は取り除きましょう。他の食材に慣れてきてからでも問題ありませんよ。
ブロッコリービタミンCやカリウム、食物繊維が豊富です。離乳食初期(ゴックン期)は穂先の部分のみ与え、消化に負担がかかる茎は離乳食中期(モグモグ期)以降に皮をむいてから与えるようにしましょう。
パプリカビタミンCやβ−カロテンが豊富です。表面の皮がかたく赤ちゃんには食べにくいので、表皮をむいてから与える必要があります。
なす90%以上が水分でできているみずみずしい野菜です。アクが強いのが特徴で、切ったら水にさらしてアク抜きをしてください。皮がかたく消化に負担がかかるので、ピーラーなどでむいてから調理しましょう。
さやいんげんビタミンB群と食物繊維が豊富に含まれています。筋はかたいので取り除いてから与えてください。赤ちゃんに大豆アレルギーがある場合は同じマメ科であるいんげんでもアレルギー症状が出るおそれがあります。

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離乳食初期の野菜の量は?

離乳食初期(モグモグ期)はこれから本格的に食事を始める前の準備期間です。食欲があっても消化器官は未発達なので、食べさせすぎては負担をかけてしまいます。徐々に与える量を増やしていきましょう。

初めて与える食材は赤ちゃん用スプーンのひとさじから始め、しばらくは赤ちゃんの身体に異変がないか見守りましょう。もしアレルギー症状が出た場合にすぐに病院へ行けるよう、平日の昼間に試すことをおすすめします。

アレルギー反応がなく慣れてきたら小さじ1杯を小さじ2杯、と増やしていきましょう。他の種類の野菜のペーストと混ぜて与えても良いですね。

この時期はあくまで栄養補給のメインは母乳やミルクだと意識して、離乳食ではさまざまな味があることを教えてあげるつもりで楽しみを感じてもらいましょう。

離乳食初期にはNGの野菜

枝豆

枝豆は大豆アレルギーを引き起こす可能性があり、特定原材料に準ずる20品目にも含まれています。赤ちゃんに大豆アレルギーがある場合、医師と相談してから与えていきましょう。

アレルギーはなくてもコリコリとした歯ごたえが特徴の枝豆は加熱してもかたいため、しっかりすりつぶす必要があります。薄皮も赤ちゃんは消化できない可能性があるので取り除いてあげましょう。与えるのは離乳食中期(モグモグ期)~離乳食後期(カミカミ期)を目安にしてくださいね。

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ピーマン

栄養豊富なピーマンですが独特の苦みがあり、味覚の敏感な赤ちゃんはあまり得意とする味ではないようです。無理に食べさせてご飯を食べることに苦手意識を持たせると良くないので、食事に慣れてきた離乳食中期(モグモグ期)以降に食べさせてみましょう。

パプリカの下ごしらえと同様、種とわたは取り除き、表面の薄皮をむいてから与えてくださいね。

れんこん

れんこんはアクが強い根菜です。食物繊維が豊富で栄養も豊富ですが、消化器官が未熟な赤ちゃんにとっては負担となるおそれがあります。与えるのは食事に慣れてきた離乳食後期(カミカミ期)以降がおすすめです。水にさらしてアクを抜き、すりおろして与えましょう。ひき肉料理のつなぎに使うと食べやすくなります。

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長芋

長芋はアレルギーを起こす可能性があるので、注意深く取り入れたい食材です。しっかりと加熱すれば離乳食中期(モグモグ期)からでも問題ないという意見もありますが、念のため離乳食後期(カミカミ期)以降にしたほうが安心でしょう。肌に付着するとかゆみが引き起こることがあるので、生で与えるのは3歳以降にしてくださいね。

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里芋

里芋は粘り気があり食物繊維が豊富な芋類です。赤ちゃんの未熟な消化器官では負担がかかるおそれがあるため、与えるのは離乳食中期(モグモグ期)以降が望ましいとされています。長芋同様、肌に触れるとかゆみが現れる可能性があるのでしっかりと加熱し、食後は口周りに変化がないか様子を見てあげましょう。

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きのこ

きのこはしっかりと加熱しても歯ごたえあり、繊維質で完全なペースト状にするのが難しい食材です。離乳食に取り入れるのは離乳食後期(カミカミ期)~離乳食完了期(パクパク期)ごろに赤ちゃんの様子を見て考えましょう。旨味が豊富な干ししいたけのだしは離乳食初期(ゴックン期)から使うことができます。

歯ごたえの強いエリンギは特に飲み込みづらいので、誤嚥(ごえん)を防ぐため1歳半以降に与えるという判断でも遅くはありませんよ。

※誤嚥……食べ物をうまく飲み込めずに気管を詰まらせること

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アボカド

アボカドはビタミン・ミネラルが豊富で森のバターと呼ばれるほど栄養価の高い果物ですが、高カロリーであることも特徴です。食べすぎるとすぐカロリーオーバーとなり、身体に負担がかかるので与える量に注意してください。

離乳食中期(モグモグ期)は1食あたり5~10g、離乳食後期(カミカミ期)は10g、離乳食完了期(パクパク期)でも10~15g程度にとどめましょう。

もやし

シャキシャキとした食感が魅力のもやしですが、繊維質が多く離乳食には不向きの野菜です。消化器官が未発達な赤ちゃんには負担になるおそれがあるので、与えるのは離乳食後期(カミカミ期)以降が安心ですね。やわらかくゆで、細かく刻んでから与えましょう。

ズッキーニ

ズッキーニは比較的アクが強い食材のため、与えるのは離乳食中期(モグモグ期)以降がおすすめです。かたい皮をむいて種を取り、水にさらしてアク抜きをしてから与えましょう。

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ごぼう

大人でも歯ごたえを感じるごぼうは、加熱しても繊維が残る食材です。市販のベビーフードなどでは離乳食後期(カミカミ期)から与えられると記載されているものもありますが、ママ自身が調理して与えるのであれば離乳食完了期(パクパク期)以降でも良いですね。アクが強いので水にさらし、しっかりと加熱して与えましょう。

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赤ちゃんに野菜をおいしく食べてもらうためのコツは?野菜を食べないときはどうする?

母乳やミルクから始まり、おもゆ、おかゆと薄味でサラサラとした食感のものしか口にしなかった赤ちゃんにとって、野菜はまったくの未知の食べ物といって良いでしょう。初めのうちは嫌がるのも無理はありません。練習期間だととらえて食べなくても焦らず進めていきましょう。

それでも食べなければ心配してしまうのが親心ですよね。ここでは赤ちゃんに野菜を食べてもらいやすくするためのアイデアを紹介しています。個人差はありますが、ぜひ試してみてくださいね。

甘みのある野菜から始める

野菜自体に苦手意識を持たせないよう、おいしさを感じてもらいやすい甘みのある野菜から与えてみましょう。くせのある野菜は慣れてきたころに与えても遅くはありませんよ。

しっかりとアク抜きする

赤ちゃんの味覚は大人以上に敏感です。大人が感じない苦みまでとらえてしまうことがあるので、アク抜きはしっかりと行いましょう。

水やだしでのばす

芋類やかぼちゃなどはすりつぶしてももたつく場合があります。水やだし、調乳したミルクなどでのばすことで、赤ちゃんにとって食べやすいかたさに整えることができます。

とろみをつける

小松菜やキャベツなどの葉物野菜はブレンダーなどでペースト状にしても口の中でまとまらず、口から出してしまうことがあります。片栗粉などでとろみをつけると食べやすくなりますよ。

おかゆや他の野菜と混ぜる

おかゆや他の野菜と混ぜ合わせることで、苦手な野菜の味が緩和されて抵抗なく食べてくれることがあります。食べづらい食感の野菜も飲み込みやすくなるのでおすすめですよ。

離乳食中期以降は味付けで幅が広がる!

初めのうちは野菜を食べてくれなくても、調味料で味付けをするようになってから良く食べるようになったという声もあります。離乳食中期(モグモグ期)以降になったらしょうゆや味噌などの調味料を使ってごく薄く味付けをしてみても良いかもしれませんね。

【簡単】野菜スープ(だし)・ペーストの作り方と保存方法は?

野菜スープ(だし)の作り方

なかなか野菜を食べてくれない赤ちゃんには、野菜スープ(だし)で野菜の栄養を摂ってもらうという方法もあります。おかゆのだしに使ったり、うどんのスープにしたり、いつもの離乳食もぐんと幅が広がりますよ。

[材料]
にんじん、玉ねぎ、じゃがいも、キャベツ、大根など(ある野菜で可) 合計150g
(今回はにんじん、玉ねぎ、じゃがいも、レタス、かぶを使用)
水 400~500mL

1.すべての野菜を細かく切り、種類ごとにお茶パックに入れる。
2.鍋に水を入れ、野菜を加えて加熱する。
3.煮立ったら弱火にしてそのまま20分ほど煮込む。
4.冷めるまで待ち、粗熱が取れたらざるでこす。

レシピポイント

野菜のうまみが感じられる薄味のスープです。物足りない場合は干ししいたけを加えると味が引き締まります。

野菜ペーストの作り方

野菜スープ用に煮込んだ野菜で、そのまま野菜ペーストを作ることができます。種類ごとにわけてすりつぶしても良いですし、苦手な野菜は他の野菜とミックスしてペーストにしても良いでしょう。そのままはもちろん、おかゆやヨーグルトのトッピングにもおすすめです。

[材料]
野菜スープの残り野菜 適量
水や調乳した粉ミルク お好みで

1.お茶パックから野菜を取り出し、ボウルに入れる。
2.ブレンダーですりつぶす。
3.かたい場合は水や調乳した粉ミルクを少量加えて調整する。
4.器に盛り付けたら完成。

レシピポイント

今回は手軽にブレンダーを使用してペーストを作りましたが、キャベツや白菜など繊維が多い野菜はすりつぶしてもすじが残ることがあります。その場合は裏ごしするとなめらかになるので、野菜の食感が苦手な赤ちゃんはぜひ試してみてください。

おすすめの保存方法は?スープやペーストは冷凍保存がおすすめ

野菜スープや野菜ペーストは冷凍保存がおすすめです。離乳食初期(ゴックン期)でまだ一度の食事量が少ない時期は、野菜スープは製氷皿を使って小分けにして保存すると必要なときに1食分だけ取り出すことができますよ。

野菜ペーストは製氷皿か、フリーザーバッグに薄くのばして箸などでくぼみをつけてから冷凍庫に入れる方法がおすすめです。使う際はフリーザーバッグの上からパキンと折って取り出してくださいね。

離乳食期は慣らし期間。野菜のおいしさを少しずつ知ってもらおう

さまざまな悩みが現れる赤ちゃんのお世話の中でも、特に悩みを感じることが多いのが離乳食期です。赤ちゃんの偏食や小食などがあるとママはたちまち心配になります。離乳食も手間暇かけて作るものなので、食べてもらえないとやりきれない気持ちになることもありますよね。

しかし、離乳食期の食事はあくまで練習期間です。特に離乳食初期(ゴックン期)は食べ物の食感や味に慣れたり、食材のアレルギー反応の有無を確認したりする時期だととらえ、完食したかどうかはそれほど気にしないようにしましょう。

ここで紹介したように野菜を工夫しながら与えることも大切ですが、焦らずに構えることも大事です。食べやすい野菜スープなどを活用しながら少しずつ野菜のおいしさを知っていってもらいましょう。

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